中国南西部の四川省林業草原局が3月31日明らかにしたところによると、四川・陝西・甘粛の3省にまたがるジャイアントパンダ国家公園の四川省雪宝頂エリアの職員が赤外線カメラで撮った観測データを整理していた際、オオカミの映像を発見しました。同エリアで鮮明なオオカミの映像が記録されたのは初めてとのことです。

映像では、1月23日午後1時19分、森の中を歩く1匹のオオカミが画面に現れました。オオカミはまず岩陰に入った後少しの間とどまり、その後別の方向に向け画面の外へ去っていきました。オオカミが画面に映った時間はわずか10秒ほどですが、保護区の設立以来、オオカミの正面画像を捉えたのは今回が初めてでした。

オオカミは中国の国家2級保護動物です。食物連鎖の頂点に立つ捕食動物として、獲物の個体群の調整、生態系のバランス維持、植物連鎖の安定に大きな役割を果たします。

今回のオオカミに関する記録は、雪宝頂エリアのオオカミ分布観測の空白を埋め、健全な生態系や地域の生物多様性保護の顕著な成果を証明するものです。関連記録によると、今回オオカミが撮影された場所は中国南西部で既知のオオカミ分布地点の最も東に位置し、標高1800メートルの常緑広葉樹林で生息していることも極めて珍しいとのことです。今後、観測ネットワークがさらに緻密に整備されることに伴い、より多くの未確認だった個体種が明らかになる可能性もあるとみられています。(提供/CGTN Japanese)

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