米華字情報サイトに2日、「中国公安部が『キツネ狩り』特別行動を展開、『裸官』問題を整頓」と題する記事が掲載された。

記事によると、海外に逃亡した汚職関与者や汚職絡みで海外に流出した資金の問題を取り扱う中国共産党中央の担当組織は2日に会議を開き、2026年の取り締まり作戦「天網2026」の開始を宣言した。

具体的には、国家監察委員会が職務犯罪に絡む海外(域外)資産の回収を主導し、公安部が「キツネ狩り」特別行動を展開する。中央銀行の中国人民銀行は公安部と連携して不正資金の海外移転の取り締まりを実施。中央組織部は公安部、国家移民管理局と共に「裸官」の管理および公職者の私的な出国(出境)に関する違反問題の是正に取り組む。

「裸官」とは、配偶者や子どもが海外(域外)に移住している官僚を指す。

記事によると、香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストは2月、消息筋の話として「中国政府や国有企業はこれまで複数回にわたり、高官や経営幹部の海外との関係を調査している」と報道。配偶者や子どもが海外に長期間暮らす「裸官」は従来から重点対象とされてきたが、最近では「子どもは海外、配偶者は国内」という「半裸官」にまで範囲が広がっている。調査は重要ポストに就く幹部が主な対象で、それ自体は違法であることを意味しないが、海外に広い人脈があれば汚職リスクが生じる可能性があるとして「敏感なポスト」からは異動させられるという。(翻訳・編集/野谷)

編集部おすすめ