中国メディアの環球時報は7日、「人間よりも速く衣類を仕分ける人工知能(AI)マシンが中国の繊維リサイクルを後押ししている」とする米AP通信の記事を紹介した。

記事はまず、中国東部の沿海都市、張家港の工業団地では大きなマシンがうなるような音を出しながら山積みの古着を高速で仕分けしているとし、合成繊維廃棄物の影響を軽減する上でAIがどのような役割を果たせるかの一端を示していると伝えた。

記事によると、このFASTSORT-TEXTILEマシンは、米タイム誌が選ぶ2025年版の「最高の発明品」の一つに選ばれたもので、開発した中国企業の弓葉科技(Databeyond Technology)によると、繊維廃棄物を有効活用し、焼却量を削減することで、資源のリサイクルに大きく貢献できるという。

人間よりも速く衣類を仕分けるAIマシンが中国の繊維リサイクルを後押し―米メディア

化石燃料から作られる合成繊維は、低コストでファッション生産に広く利用されている。世界的な主要汚染物質である繊維廃棄物の削減方法を分析している団体の報告書によると、合成繊維は世界の繊維生産量の約70%を占めている。

このマシンはAIスキャナーを使用して繊維の組成を読み取り、繊維ごとに分類した後、リサイクルできるようにするもので、約100キロの衣類を2~3分で仕分けできる。

このマシンを導入した張家港の繊維リサイクル企業によると、人が材料を仕分ける場合、ポリエステルが80%なのか90%なのかを正確に判別することはできないが、このマシンはほとんど間違えることはない。これまでは加工された繊維製品の最大50%がリサイクル不可能と判断され、埋め立て処分または焼却処分されていたが、このマシンを導入したことでその割合は30%にまで減少したという。(翻訳・編集/柳川)

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