中国のポータルサイト・捜狐に7日、卓球の松島輝空(18)の敗戦後の表情に一部で批判の声が上がっていることについて、松島を擁護する記事が掲載された。

5日に行われたITTFワールドカップ男子シングルス決勝で、世界ランキング8位の松島は同1位の中国の王楚欽(ワン・チューチン)と大接戦を繰り広げた末、ゲームカウント3-4で敗れ、惜しくも優勝に届かなかった。

捜狐に掲載された記事は、「松島は今大会で次々と勝ち上がり、銀メダルを獲得。日本男子卓球における同大会の歴代最高成績に並んだ」としつつ、「しかし、表彰台では終始無表情で喜びを見せず、他の選手が喜びの表情を浮かべる中で対比が際立ち、その『異例の振る舞い』がネット上で議論を呼んだ」と言及。「多くの人からは『準優勝は十分に誇るべき成績であり、このような(不満そうな)態度はかたくなすぎる』との見方が出ているが、この感情の裏には勝利に対する極限までの渇望が隠されているのだ」と論じた。

その上で、「松島の銀メダルは決してまぐれではなく、実力で勝ち取ったものだ。準々決勝では世界ランク2位のモーレゴードを圧倒した。準決勝では林昀儒(台湾)と7ゲームにも及ぶ激戦を繰り広げ、これまで一度も勝てなかった相手に逆転勝利を収めた。途中で感情をあらわにする場面もあったがすぐに立て直し、同世代の他の選手を大きく上回るプレッシャー耐性を示した」とたたえた。また、王に敗れた決勝については「世界1位を相手と果敢に戦い、一時は3-2とリードして王を追い詰めた。最終的には惜しくも敗れたものの、その実力で卓球界の新世代の有力選手であることを証明した」と高く評価した。

記事は、「表彰式でのあの表情は彼の自分自身への厳しい要求であり、勝利への執念でもある。彼の目標は優勝のみであり、準優勝は決して到達点ではない。試合後に彼が口にしたのは悔しさと自らの甘さで、『敗れはしたが誇らしい』と自分を慰めることはなかった。

この飾らない率直さは、一見すると礼節に欠けるようにも映るが、実際には競技スポーツにおける最も純粋な闘志であり、若い選手が頂点を目指す原点そのものを体現している」と論じた。

そして、「松島の台頭は卓球界に新たな活力をもたらすと同時に、中国にも警鐘を鳴らしている。若い選手が野心を抱き、果敢に挑み続ける姿こそが競技スポーツの魅力である。18歳の少年が感情を表に出したことを過度に責める必要はなく、その悔しさこそが前進の原動力なのだ」とし、「今後の舞台で、彼はさらに強い闘志を携えて再び挑み続けるはずであり、健全な競争は卓球という競技をより発展させていくに違いない」と結んだ。(翻訳・編集/北田)

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