2026年4月7日、韓国メディア・MBCは、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が北朝鮮への無人機侵入事件に関して初めて遺憾の意を表明し、これに対し北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が前向きに評価したと報じた。
記事によると、李大統領は国務会議の場で「政府の意図ではなかったが、一部の無責任で無謀な行動により不要な軍事的緊張が引き起こされた」と述べ、遺憾の意を示した。
この事件をめぐっては、無人機を飛ばした民間人らがすでに起訴されており、さらにこれを支援した現役軍人2人や国家情報院職員も検察に送致された。調査チームは一連の行為を「個人の逸脱」と結論付けている。記事は「捜査が一段落したことを受け、李大統領が収拾に乗り出した形だ」と伝えた。
また李大統領は、軍事的緊張の高まりにより不安が広がった南北境界地域の住民に対しても慰労の意を表した。背景には、中東情勢など国際的な緊張の高まりを踏まえ、朝鮮半島の安定管理と対話環境の確保を重視する姿勢があるとみられる。
これに対し北朝鮮は、金正恩総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長の談話を通じ、「非常に望ましい措置」と評価。さらに金正恩総書記も「率直で度量のある態度だ」と述べたと伝えられている。韓国大統領府は、今回の迅速な意思疎通が南北間の平和共存に寄与することを期待するとし、今後も対話のための環境づくりを続ける方針を示した。
これについて韓国のネットユーザーからは、「まずは緊張が下がるなら良いことだ」「謝る必要があったのかは疑問だが、現実的な判断だと思う」「北朝鮮がこういう反応をするのは珍しい」「対話のきっかけになるなら意味がある」「今は安定が最優先」などの声が上がった。
一方で、「なぜ韓国側が先に低姿勢になるのか」「結果的に北朝鮮の主張を認めた形では?」「こういう対応がむしろ北を増長させるのでは」「一度譲歩すると、今後も同じように圧力を掛けてくる」「過去のパターンを見ても、対話が長続きしたためしがない」などの批判的な声も見られた。(翻訳・編集/樋口)











