2026年4月10日、中国メディアの環球網は、中国とミャンマー、ベトナムを跨ぐ大規模な国際結婚詐欺・密航組織が、三省警察による合同捜査で摘発されたことを報じた。

記事は、山東、湖南、安徽の警察当局が連携した「マングース・ハンティング」作戦により、計63人の容疑者が刑事処罰を受けたことを紹介。

捜査当局が500万元(約1億700万円)を超える関連資金を凍結し、組織的な犯罪チェーンを完全に根絶したと伝えた。

そして、25年2月に山東省の石島出入国辺防検査ステーションがネット上の不審な広告を特定したことが、事件解明の契機になったと説明。不審な投稿を詳細に追跡した結果、湖南省出身の人物が主導する犯罪集団の存在が浮上したことを報じた。

さらに、組織が国境の蛇頭(密航ブローカー)と結託し、外国人女性を中国国内へ不法入国させる完全な産業チェーンを構築していたことを指摘。独身男性から12万8000~19万8000元(約274万~424万円)という多額の紹介料を、組織的に搾取していた実態を伝えている。

また、女性を一時的に男性と同居させて信頼を得た直後、隙を見て逃走させる連環詐欺の手法が取られており、被害男性は大金とパートナーの両方を同時に失う仕組みになっていたと紹介した。

記事は、25年6月に湖南省冷水江市で起きた内輪揉めの交通事故を機に、組織的な犯行が露呈したと紹介。犯罪集団の主導者が逃走車両を追跡した際の現場で証拠隠滅を図るも警察に制止され、逮捕された女性らが当初から詐欺目的での入国を認めたことを報じた。

その上で、警察当局が金で外国人の嫁を買うという行為自体が犯罪の温床であり、決して手を出さないよう強く警鐘を鳴らしたことを紹介。今回の摘発により、中国・ミャンマー・ベトナムを繋ぐ闇のネットワークが根こそぎ断たれたことを強調して記事を締めくくった。(編集・翻訳/川尻)

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