元号も変わるし、来年はオリンピックもあるし、まさにいろいろなものが変化の真っ只中にある今の東京にバシッとハマるサウンドトラック。4月24日に配信リリースされる踊Foot Worksの2ndアルバム『GOKOH』はそういう作品だ。


時代性も普遍性も完全装備、ドープでクレイジー、でもポップだしちょっとシリアスでもある。そのおもしろさは聴けばわかるのだが、そうはいってもいろいろ気になるポイントもあるので、今回はメンバー全員にアルバム全曲についてトラック・バイ・トラックで語ってもらった。アルバムを聴きながらサブテキスト的に読んでほしい。

踊Foot Works - GOKOH MEGA MIX - Special Video

M.01「2019 IN EXCAVATE」
「今のゲームミュージックのオープニングというよりは、いつの時代かわからない感じにしたくて」(SunBalkan)

Tondenhey(Gt):これはSunBalkanのデモからだよね。

SunBalkan(Ba):音楽的にわけわかんないのをアルバムに入れたいなってずっと思ってて。ほかのみんなは、そういうのを出そうとしないんで、俺がやろうかなと。ほぼできた状態で送って、Tondenheyにギターを乗っけてもらって。ゲームのビット音とかも入れてくれたんですけど、それがアルバムのイメージに影響を与えたのかなと思います。

Pecori(Rap):ジャケットも、『E.T.』のゲームのジャケの完全サンプリングで。アタリ社っていうアメリカのゲーム会社が1作目で超ヒット作を生み出して、その次に『E.T.』のゲームを出したんです。それも間違いないだろうって言われてたけど超駄作のクソゲーで、めちゃくちゃ在庫が余ったからアメリカの砂漠に埋めたっていう都市伝説があって。で、2、3年前にほんとにあんの?って調べたらめっちゃ出てきたっていう。
(そのゲームのパッケージの画像を見せる)。

踊Foot Worksメンバー全員で語る、ニューアルバム『GOKOH』全曲解説


―ほんとだ(笑)。

Tondenhey:この曲、声を全員で録ったんですけど、逆再生で録って表に戻したら普通に喋ってるように聞こえるんじゃないかと思って。

Pecori:なんて喋ったんだっけ。「~だったのだ」ぐらいしか覚えてない。

SunBalkan:今のゲームミュージックのオープニングというよりは、いつの時代かわからない感じにしたくて、「時は20XX年、4人の男たちは惑星Xに飛び込んでしまった」みたいな文章を逆再生で言ってます。

M.02「JELLY FISH」
「あくまで俺らは東京からしたら異邦人」(Pecori)

Tondenhey:最初のイメージはLil Peepって感じでした。ブーン、ジャーンっていうのにしたかったんですけど、違いましたね(笑)。

―リリックに<幻想の都会で生きる生きるjourney>っていうラインがあって。「東京」っていうのはオドフットにとって結構大きなテーマだと思いました。

Pecori:それはアルバム全体を通して言えることかもしんないっすね。メンバー全員出身地はバラバラで、東京に来て8~9年になるんですけど、東京人になりきれてないし、あくまで俺らは東京からしたら異邦人っていう感じも強くて。
だから、「東京に染まれないし染まらない」っていう部分があります、と思います!

SunBalkan:確かにそうかもしれない。

Tondenhey:え、でも(多摩出身のTondenheyは)生粋の東京……。

Fanamo(Chorus):だから多摩は生粋じゃないんだって。

Pecori:渋谷行くとき「東京行く」って言うでしょ? でも別に東京人になりたいってそこまで思わないし、「なりたい」って思う時点でなんかそこにすげえ塊があるじゃないですか。それすらどうでもいいって最近思い始めました。だからって、逆に「オドフットって田舎もんの集まりっぽいよね」とか言われると、それはそれで「はあ?」ってなりますけど。

Tondenhey:なんにでもキレる女子高生みたいだ(笑)。

M.03「髪と紺 feat. AAAMYYY」
「AAAMYYYちゃんも佳穂さんも、不思議な包容力のある歌声をしてる人」(Pecori)

―この曲にはAAAMYYYが参加していますが、今回彼女をフィーチャーしたのはどういう流れだったんですか?

SunBalkan:自然だったよね。前作では中村佳穂さんに歌ってもらったようなことを今回もやりたいねって。

Pecori:AAAMYYYちゃんは前から僕らの節目節目の場にいたし、全員ぱっと彼女が浮かんだんじゃないですかね。佳穂さんもそうっすけど、不思議な包容力のある歌声をしてる人。特にイヤフォンとかヘッドフォンで聴いたときに彼女に包まれるみたいな感じ。
すごいと思います。

Fanamo:なんか、Pecoriの内面にあるちょっと中性的な面が彼女とハマったのかなって思う。Pecoriって乙女心があるんすよ。

Pecori:それは人に言われないとわかんない部分かもしれないけど、あるのかな。

Fanamo:<夕日はナポリタン>なんて、普通の野郎はなかなか書けない。

―AAAMYYYのアルバムもSFっぽい世界観だし、今作と通じる部分もありますよね。

Tondenhey:最初『GAIA』ってアルバムタイトルにしようって話をしてたんですよ。それも被りそうだった。AAAMYYYのアルバムに「GAIA」って曲があるんで、同時代なんだなって。

M.04「HORSEMAN DRIFT ROMANCE」
「こんなロマンチックなこと言えるのがPecoriだなって思う」(SunBalkan)

Tondenhey:作ってるときから西部劇っぽさみたいのを思い浮かべてたんですけど、それをPecoriに渡したら今の時代の西部劇みたいな感じでリリックが上がってきて「すごいな」と思いました。

―デモを渡すときにイメージは言わないんですか?

Pecori:言ってないよね、今初めて聞いたかも。でもそうしようと決めてました。
リリック書く前から「HORSEMAN」って入れようと思ってて。西部劇って何年ぐらい?

―アメリカの西部開拓時代は19世紀。

Pecori:ですよね。でも、それとはまったく違って、現代の人を描いていて。

SunBalkan:<そこのbitchesは素通り>とかすげえ好きなんですよね。<眠れない夜はあんたが愛おしい>とか、こんなロマンチックなこと言えるのがPecoriだなって思います。

Pecori:普段は言えないんですよ。歌詞ではそういうこと書けちゃいますね。

M.05「PRIVATE FUTURE」
「ポップの王道を行きたいっていう決意表明」(Pecori)

踊Foot Works - PRIVATE FUTURE - Special Video

Tondenhey:これがいちばん最初にできた曲かも。

Pecori:そうだね。前作出したすぐあとにTondenheyがデモを送ってきたんで、とりあえずラップ乗っけとくわって。それで「いいじゃん、いいじゃん」みたいな感じで寝かせておいたのを引っ張ってきました。
ラップは、曲をもらったときからほぼ変わってないです。

―<ニッポン>っていう言葉が出てくるのが印象的ですね。

Pecori:<pop starニッポン>っていうのは、ポップの王道を行きたいっていう決意表明というか。来年2020年ですし、日の丸の前でポップスターやっちゃってるかもな、みたいな。

Tondenhey:でもこの曲って、ひとりで会話してるよね。ちょっと怖いなって思ったんだけど(笑)。

Pecori:それはね、普通なんだよね。俺映画とか観ながらもひとりで会話するんで。「ちょっと待って! ヤバいよねえ」って……え、言わないっすか?

全員:言わないよ……(笑)。

M.06「HELAGI」
「イギリスの黒人の兵隊さんが、国道沿いで車の中でうなだれていて、そいつが森に入っていくイメージ」(Fanamo)

Fanamo:なんかの帰りに新宿の居酒屋でPecoriとTondenheyと3人で飲んでて。僕が曲作ってるんですけどなかなかできてなかったんで、アドバイスをもらったんです。世界観もPecoriが――。


Pecori:かなり具体的に言って。

Fanamo:米兵が何かに導かれて富士の樹海に行って。そこで死んじゃうんですけど、そこから『フランダースの犬』のラストみたいな、ちょっと開ける感じの賛美歌感につながる、みたいな。

Pecori: Enigmaの”Return To Innocence”って曲とかをリファレンスとして聴かせて、重いビートなしで声だけで構成するような感じにしなよって。

Enigma - Return To Innocence (Official Video)

Fanamo:そのイメージが僕の中でイギリスの国道に変換されたんですよ。イギリスの黒人の兵隊さんが、国道沿いで車の中でうなだれていて、そいつが森に入っていくっていう。それが僕が作ったこの曲の前半。後半はまったく別の、Pecoriが結構前に作って送ってくれてたトラックをくっつけました。

―そもそも、なんで米兵だったんですか?

Pecori:それは全然、超適当っす。なんか日本人じゃない感じかなって。で、僕のパートで<ヒイラギは>って歌うところは、死んだ米兵を鎮魂してるって感じ。

Fanamo:ははは、Do the鎮魂?

Pecori:米兵鎮魂is da shit。しかも日本人が。

―確かに、メロディはどこか日本っぽいですよね。

Fanamo:この曲は(今作のサウンドエンジニアを務めた)illicit tsuboiさんの手腕もありますね。声は僕が家で、マイクから遠ざかって雄叫びみたいに録っただけなんですけど、雰囲気出してくれました。

M.07「VIRTUAL DANCER」
「”HELAGI”の流れから言うと、天に昇った米兵が月の上で踊ってる」(Pecori)

Fanamo:結構気に入ってますね、”HELAGI”から”VIRTUAL DANCER”の流れは。

Pecori:これはTondenheyがトラックを送ってきて。ヴァースはFanamoとふたりで歌ってるんですけど、”HELAGI”の流れから言うと、天に昇った米兵が月の上で踊ってるっていう。

Fanamo:でも俺、なぜか芋洗坂係長になってる、その米兵が(笑)。

Pecori:だからそこはつながってる部分はあります。解放されて楽しく月で踊ってるっていう。最初は「DANCING IN THE GALAXY」ってタイトルにしてたんですけど変えたんです。普通に楽しい曲ですね。

―「VIRTUAL」って言葉をわざわざ付けたのはどうして?

Pecori:そこはあえてで、別に見えない人には見えない、バーチャル空間にしたほうがおもしろいかなって思ったって感じですね。

M.08「NEASE」
「めっちゃエモくなったと思います」(SunBalkan)

―僕はこの曲大好きです。

SunBalkan:ヤバいっすよねえ。

Tondenhey:これはお蔵入りさせようとしてたデモなんですけど。

Pecori:直球すぎるかな、みたいな?

SunBalkan:普通にいい曲だし、そういう意味では飛び抜けてると思うけどね。個人的には、今回のアルバムは全部真顔でロジカルにベース弾いてたんですけど、この曲だけは全然違う感じでやりました。ほんと3発ぐらいで録りましたね。めっちゃエモくなったと思います。

―ある種の無邪気さみたいなのはありますよね。リリックもそうだし。

Pecori:これはTondenheyに「夢で出てきたみたいなリリック書いてよ」って言われて。夢って結構突飛で、たとえば<OBEY9発の銃声>っていうのは、『Arukeba Gravity - ep』に入ってる”They Live”って曲で書いた<9発の銃声>に悲しさを感じたり。でも、この曲って結構ラブロマンスにもなってて。フックで、ラブホでコーヒー飲んでたあの少女が、最後セブンイレブンの前でコーヒー持ってるっていう。で、また会えるなら夢でって、鈴木雅之入っちゃった、みたいな(笑)。

M.09「GIRAGIRA NEON」
「もしかしたらあなたがbluemanかもしれない……」(Pecori)

Pecori:group_inouのimaiさんとの共作ってかたちで。大枠ができてる状態のトラックがimaiさんから送られてきて「なんでもいじっていいよ」って感じだったんで、残しつつ、いじりつつっていう。

―この曲はとにかくメロディがいいんですよね。

SunBalkan:メロがいいっすよねえ。歌いたくなる。

―この曲には<blueman>というのが出てきますが。

Pecori:この<blueman>は”終着駅”とか”漂流民-blueman-”とかに出てくるやつと同じなんですけど、まったく関係ないところに散りばめるとおもしろいなと思って。bluemanは自分と対比している人間という感じなんすけど、そういうのがちょくちょく違う曲で耳に入ってくるとたぶん印象に残ると思って。『ワンピース』とかでも、全然関係ないのに後ろにまったく同じキャラがいたりするじゃないですか。

Tondenhey:blueman、めっちゃ怖くない?(笑)

Pecori:もしかしたらあなたがbluemanかもしれない……という感じです。

M.10「テレコになって」
「bluemanの歌ってことか。”テレコになって”は」(Tondenhey)

SunBalkan:これは俺のトラックです。ほぼ全部、歌以外は僕なんですけど、あと最後のギターソロだけ、身内に弾いてもらって。こういうのは初めてですね。本当はFKJをやりたかったんですけど、違うことしてみたらめっちゃハマったんですね。で、曲の終わりにクシャミの音が入ってるんですけど、Pecoriによると意味があるらしくて。

この曲って「羨ましいと思うやつと人生交換したい」っていう歌詞なんです。最終的に、Pecoriと入れ替わりたいやつがいて、そいつに噂されてクシャミしてるっていうことらしいです。レコーディングのときはクシャミに300回ぐらいトライして。

Pecori:クシャミ出すために鼻に紙縒りを何回も突っ込んで。

Tondenhey:じゃあbluemanの歌ってことか。”テレコになって”は。

Pecori:……早くない? また出てくるの(笑)。でも、いちばん明確にテーマが決まったし、すいすいリリックが出てきたのがこの曲ですね。

M.11「SEASONS」
「女の人に対して書きたくなかったんですよね」(SunBalkan)

SunBalkan:これはトラックはPecoriが作りました。

Pecori:4人でマイクリレーしようって話をして。最初のマイクリレーだし、そんなにテーマ性がなくても4人の色が出ればいいかなって思ってたけど、コンプレックスっていうテーマになって、8小節ずつ蹴って。「時をバベル」でも3人は歌ってるんですけど、SunBalkanの声は初出しで。なかなか嫌がったんすけど――。

Tondenhey:マイクの前に縛り付けて。

Fanamo:結束バンドでね。

Pecori:「できないもん」とか言うから「今やれ!」っつって。そしたら意外と独特のリリック書いてきたなっていう(笑)。<男湯で伝われ>ってすごいパンチラインっすよね。

SunBalkan:女の人に対して書きたくなかったんですよね。だから<男湯で伝われ>ってしたんです。<愛してるのに>って入れたほうがいいって言われて。

Pecoriじゃなくて俺が言うのがいいって。ちょうど入る場所があったんで、とりあえず入れたんですけど、これはめっちゃ男に対しての歌です。

―マイクリレーの順番はすんなり決まったんですか?

Pecori:順番は必然的な感じかなって思います。やっぱり最後に初蔵出しを。

Tondenhey:トラックも気合入ってたもん、SunBalkanの最後のとこだけ。

Pecori:タップ!タップ!タップ! で、<愛してるのに>で抜く、っていう(笑)。

SunBalkan:でもほんと、できて良かったと思ってます。結束バンドで縛り付けられながらも。

M.12「GOKOH feat. オカモトレイジ」
「レイジくんが歌う踊Foot Worksの”GOKOH”っていう感じに、レイジくん感も入れたりして」(Pecori)

踊Foot Works - GOKOH feat. オカモトレイジ - Music Video Short Ver

―これはまず、「オカモトレイジに歌わせる」っていう決断が見事ですよね。

Pecori:そこはやっぱりうちのブレイン・ブルーマン・青ダンゴ(マネージャーの三宅正一)から提案してもらったところから始まったので。

SunBalkan:三宅さんは「レイジさんに歌ってもらうことをコミカルにしてほしくない」と言っていて。そうならなくて良かったなって。あんなにレイジさんらしさが出てるのに、トラックのおかげもあってめっちゃ渋くなったなって。

―ビートも新鮮でおもしろいですよね。

Fanamo:レイジさんとカラオケ行ったときに「このビート使いたい」って言ってくれて。クワイトっていう南アフリカ発祥のビートなんですけど。そしたらTondenheyがその場で「できたわ」って作ってくれて。

Pecori:あと安全地帯だよね。

―安全地帯とクワイトのマッシュアップっていう(笑)。

Pecori:カラオケでレイジくんが「ワインレッドの心」を歌って。

Tondenhey:声がいちばんハマってたんですよ。

Pecori:これはOKAMOTOSのラジオに出たときに喋ったんすけど、この曲の頭の<戻れない月>の「も」と「ワインレッドの心」の頭の<もっと勝手に>の「も」は同じキーになってるんです。コード感も同じなんですけど、いろいろ探した結果、これしかハマらなかったんすよね。

―レイジくんのパートの歌詞は彼が書いてるんですか?

Pecori:いや、全部俺です。自分のラップを人に歌ってもらうっていうのが初めてだったので、どういう感じになるかなっていうのがあったんです。だから、レイジくんが歌う踊Foot Worksの「GOKOH」っていう感じに、レイジくん感も入れたりして。あと俺のヴァースで<不意に交わるワタリドリ>ってあるんですけど、これもレイジくんがカラオケで[ALEXANDROS]の「ワタリドリ」を歌ってたところから汲み取ってて。

そしたらサトヤスさん([ALEXANDROS]のドラムの庄村聡泰)がインスタで「めっちゃいい」って言ってくれたんすよね。「このワタリドリって俺らのワタリドリじゃないもんな……汗」みたいな。それにレイジくんが「これ、そうだと思いますよ」ってレスポンスして、喜んでくれてました。

View this post on Instagram#踊footworks #オカモトレイジ エピソードも嬉しいし歌詞にワタリドリが入っているのも(もちろん偶然ではありましょうが)嬉しいです。 庄村聡泰さん(@alexandros_satoyasu)がシェアした投稿 - 2019年 3月月25日午前8時45分PDT

―つながるね。いつかライブで叩いてもらいましょうよ。

Pecori:すげえおもしろそう、それ。

「”後光がもっと射してもいいんじゃないか”っていう、不満と希望」(Pecori)

―最後に、『GOKOH』っていうタイトルはどういう意味合いでつけたんですか?

Pecori:これは”後光がもっと射してもいいんじゃないか”っていう、不満と希望です。ファースト出して俺らバカ売れするっしょっていうのがあったんですけど、まあ、そこまではいかず、地に足が着いた感じで着々と広まっていってっていう感じなんで、もうちょっと光当てろよ俺らに、って意味っすね。

あと最初は、ジャケのネタにも使った「ATARI」が5文字なんで、響きが強い「G」から始まる5文字の言葉で考えようって。その中で「GOKOH」にたどり着いたんすよね。最高なんで、早く世に出したい。どう思われるのかが気になります。

踊Foot Worksメンバー全員で語る、ニューアルバム『GOKOH』全曲解説


fanamo:前作はビクターに入って、自分たちの環境が変わり始めた段階で。そこからここまでは地道な1年だったから、ちょっと落ち着いて作ることができたよね。

―このジャケに描かれてる4人もチーム感あるけど、音を聴いてもバンドの一体感みたいなものが目に見えて上がったように感じます。

SunBalkan:ああ……1作目出したときはメンバー間でトゲの刺し合いみたいのも結構あったんで。普通に仲良くなってるとは思います。

全員:ははははは。

Tondenhey:確かにメンバー同士仲良くなったし、頼めることが増えた感じはしますね。「この人ならこれぐらいやってくれるだろう」っていう以上のことを、みんながやって作れたなと思ってます。

Edited by Aiko Iijima

<リリース情報>

New Album『GOKOH』
踊Foot Works
配信中
https://jvcmusic.lnk.to/gokoh_odd

<ライブ情報>

「ODD FOOT WORKS」ワンマンライブ
2019年5月3日(金・祝)
会場:東京・渋谷WWW X
開場17:15 開演18:00
前売 ¥3,500(税込・ワンドリンクオーダー)
チケット一般発売中
info VINTAGE ROCK std.
03-3770-6900(12:00~17:00)
編集部おすすめ