ニルヴァーナの「Something in the Way」が流れる予告編は、スーパーヒーローのイメージとは対照的な”私刑を下す探偵”という闇の騎士の役割に立ち返る。舞台のゴッサム・シティでは、リドラーが不可解な殺人事件で市民を脅かし、ゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマンが盗みを働く。
予告編では、完全にバットスーツに身を包んだパティンソンが初めて見られるだけでなく、ジェフリー・ライト演じるゴッサム・シティ警察本部長のゴードンや、コリン・ファレル演じるペンギン(ひと目見ただけでは誰かわからない)の姿も映し出されている。
米ヴァラエティ誌が報じたところによると、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』3部作と異なり、『ザ・バットマン(原題)』はDCコミックスを象徴するバットマンの誕生を描く”オリジン・ストーリー”ではない。その代わり、”イヤーツー”の物語としてブルース・ウェインが覆面の正義の執行人に成長するまでが描かれる。
DC FanDomeのパネルイベントでマット・リーヴス監督は、新型コロナウイルスの影響で『ザ・バットマン(原題)』の撮影は、まだ4分の1しか終わっていないと明かした。そのため、当初は2021年夏の公開を予定していたものの、数カ月先の2021年10月1日に延期されることが決まった(日本での劇場公開は2021年)。
『ザ・バットマン(原題)』のみならず、リーヴス監督と米HBOの人気ドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のプロデューサー兼脚本家であるベテランのテレンス・ウィンターは、『ザ・バットマン(原題)』の前日談となる、ゴッサム・シティ警察をフィーチャーしたスピンオフドラマシリーズの製作にすでに取り掛かっている。ドラマは、米ワーナーメディアの新ストリーミングサービス「HBO Max」(日本展開未定)で配信予定だ。
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『ザ・バットマン(原題)』から新たな物語が生まれる一方、同作はベン・アフレックがバットマン役に復帰するDCエクステンデッド・ユニバースからの独立性を維持し、『ジョーカー』(2019)のゴッサム・シティとは異なる世界観を描く。
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