ローリング・ストーンズ『Tattoo You』を再検証 このアルバムこそ絶頂期だった?

「Start Me Up」のレゲエバージョンはお蔵入りしてよかった

今回の『Lost & Found』には、「Start Me Up」のごく初期のレゲエバージョンも収録されているが、ボツにして正解だった。聴き慣れたバージョンと比べると締まりがない(ストーンズのレゲエといえば、アルバム『Black and Blue』の「Cherry Oh Baby」の方がずっといい)。

アルバム『Black and Blue』といえば…

『Tattoo You』に収録された楽曲「Slave」(邦題:奴隷)は、最もグルーヴ指向の強かった『Black and Blue』のセッションから生まれたことで知られる。『Black and Blue』の「Hot Stuff」同様、「Slave」も同じコード進行の繰り返しだが、ソニー・ロリンズのサクソフォンという強力な武器が加わっている。ストーンズが時折、いかに海老で鯛を釣っていたかがわかる典型的な曲だ。

ポール・マッカートニーはストーンズを「ブルーズのカバーバンド」と呼んだ

ノーコメント。

ポールはストーンズを「R&Bのカバーバンド」と呼ぶべきだった

『Tattoo You』のデラックスエディションには、ウェンブリー・スタジアム(1982年)での2枚組ライブ盤も含まれる。ストーンズは常に、ソウルやR&Bにも愛着を示してきた。ライブ盤では、ザ・ビッグ・ボッパーの「Chantilly Lace」やエディ・コクランの「Twenty Flight Rock」、ザ・テンプテーションズの「Just My Imagination (Running Away with Me)」、ザ・ミラクルズの「Going to a Go Go」も聴ける。ただ残念なことに、「Just My Imagination」の中で展開する素晴らしいインストゥルメンタル・ジャムを除いては、退屈で盛り上がりに欠ける。

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