アクセプト、ハロウィン、ラムシュタイン……彼らドイツ産HR/HMバンドの世界的台頭はこのバンドの存在なくしてあり得なかった。スコーピオンズが1972年にアルバム・デビューを果たして今年で50年、その全活動を約300頁の特大ヴォリュームで編纂した”決定版”が登場。
マイケル・シェンカー、ウリ・ジョン・ロートといったギター・ヒーローを輩出した70年代。マティアス・ヤプスを迎えて世界的ブレイクを果たした80年代、そして変革のアンセム「Wind Of Change」の大ヒットと共に国民的バンドの座に上り詰めた90年代と、長きに亘りシーンを切り拓いてきたパイオニアの半世紀に及ぶ足跡をここに総括。
本邦初公開写真を含む貴重グラビアや詳細なディスコグラフィ、さらに19枚目のスタジオ作『ROCK BELIEVER』に伴う最新インタビューも加え、ロック史に数多の功績を刻んできた偉大なるバンドのアニヴァーサリー・イヤーを祝う。
ちなみに、ローリングストーン誌による「歴代最高のメタルアルバム100選」では、スコーピオンズの1982年作『Blackout』がランクイン。ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが選ぶ「歴代最高の10曲」にも同作のタイトル曲が選ばれている。

『蠍団大全 スコーピオンズ50年史』
B5判/296頁/定価3,520円(税込)
2022年2月19日発売
詳細:https://www.shinko-music.co.jp/item/pid0650204/
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