関口は、自らを”ウクレリアン”と称して数十年に渡り、ウクレレ活動も積極的に行なっている。コロナ禍を通じて、人々の心に寄り添える身近な楽器として注目されているウクレレ。関口はソロ活動において、ウクレレをフィーチャーした楽曲や、ウクレレに関する本などを数多く発表してきた。「ウクレレと奏でる音楽で、少しでも人々の心を軽くしたい!」という趣旨で「日本ハワイ化(ウクレレ化)計画」を一貫して標榜してきている。
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今作のタイトルは、「FREE=自由」と「UKES=ウクレレ」の複数形(アメリカでの呼称)が組み合わされている。まさに自由なウクレレ愛好家である関口自身や、その仲間たちを表す言葉で、本作を通して多くの人たちに自由な気持ちでウクレレミュージックを楽しんでほしいという想いが込められた。
今作には高木ブーと「ウクレレでオーケストラのようなバンドを作りたい」と描いた24年来の夢が満を持して実現する形で結成され、今年、2022年に本格始動した1933ウクレレオールスターズとの新曲も収録されている。高木ブーとその娘さんの親子愛を描いた楽曲「パパの手」をはじめ、荻野目洋子や野村義男、関口バンドでお馴染みのYANAGIMAN、はたけやま裕、分山貴美子と共に制作した4曲を本作のためにレコーディングし、関口和之&1933ウクレレオールスターズ名義で収録する。それに加えて、これまでのソロワークスも収録予定。さらに、初回限定盤には関口ソロ歴代のMVなどを収録したDVDが付属する。