これまでにシンガーとしてデヴィッド・ゲッタやジャックス・ジョーンズ、ジョナス・ブルーらのヒット曲に歌声を提供し、ソングライターとしてリトル・ミックスからメイベル、チャーリーXCX、ビヨンセ、他多数のアーティストに楽曲を提供してきたRAYE。
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ファースト・アルバムとなる『My 21st Century Blues』に対し、RAYEは「『My 21st Century Blues』は、私のデビューアルバム。過去7年間の私の人生で、壊れてしまったガラスの破片によって形成された、醜くて複雑で美しい私のモザイクです。私の治療薬、私の不安とトラウマ、私の嘘偽りない思考です。最も辛い時期に私に寄り添ってくれた音楽でもあり、怯えたり恐れることなく愛と涙で作られたブルースです。そして今、私が救われたように、これを聴いてくれた人々にも同じ効用があることを願っています。まるで夢のようです。遂に私のファースト・アルバムが完成です」と語る。
アルバムに収められたプライベートな体験が綴られた渾身の13曲には、音楽業界での辛かった体験から、性的虐待、性的暴行、身体醜形障害、依存症、男尊女卑、さらには気候変動も盛り込まれている。新たな傑作「Buss It Down」「Ice Cream Man」、英国オルタナR&Bボーカリスト・マヘリアとの共演曲「Five Star Hotels」も収録しており、「ずっと以前から書き溜めていたこれらの曲は、私が表現して共有する必要があったもの。不快すぎるし、オーディエンスはこんなの聴きたくないと言われたこともありました。音楽にゴールなどありません。
RAYEは、長年苦しんできた身体醜形障害について「Body Dysmorphia」で率直に歌い上げ、「Mary Jane」では薬物乱用についての過去を詳細に綴る。「私の依存症へのラブソングです。女性はこうした問題をあまり語らない。私たちは口を閉ざしているからです」と彼女は語る。鼓動するリズムが特徴的なセカンドシングル「Black Mascara」ではリアルな苦悩が打ち付ける催眠的なダンスビートに乗せて、トラウマが次第に解き放たれていく。「治療薬のように私はあの曲を使っていました。私の苦痛に寄り添ってくれる、ある種のリズムが聞こえてきます。それをどこかで使ったり、動かしたり。私は正直な歌詞を歌っているけれど、サウンド的にはそれほど悲しくない、そういう音楽が大好きです」
本作はメジャーからインディーに移籍したRAYEにとって2度目の門出となる。「このアルバムの制作で私はパワーを与えられ、自分のなかの悪魔と向き合うことができました。
なお、今月からRAYE自身がヘッドライナーの「My 21st Century Blues World Tour」がスタートする。英国とヨーロッパ、すでソールドアウトの北米ツアーが予定されており、11~12月にかけては再び英国とヨーロッパでのツアー予定も発表されている。
<リリース情報>

RAYE
『My 21st Century Blues』
リリース日:2023年2月3日(金)
配信リンク:https://raye.orcd.co/m21cb
=収録曲=
1. Introduction.
2. Oscar Winning Tears.
3. Hard Out Here.
4. Black Mascara.
5. Escapism.(feat. 070 Shake)
6. Mary Jane.
7. The Thrill Is Gone.
8. Ice Cream Man.
9. Flip A Switch.
10. Body Dysmorphia.
11. Environmental Anxiety.
12. Five Star Hotels.(feat. Mahalia)
13. Worth It.
14. Buss It Down.
15. Fin.
RAYE Official Website:http://rayeofficial.com