【画像】「揉みに揉まれて10周年ツアー」ファイナル公演(全15枚)
先攻はMONGOL800。SE「Enjoy yourself」に合わせて、キヨサク(Vo・B)、髙里悟(Dr・Vo)、そしてサポートギタリストのKubotyがステージイン。「FOMARE、10周年おめでとう! 遊びましょう!」というキヨサクの呼びかけを経て、さっそくビッグアンセム「あなたに」を披露。キヨサクが「歌ってー」と呼びかける前から、さらに言えば1番のAメロから熱烈な大合唱が巻き起こり、1曲目にもかかわらずダイバーが続出。続いて、「さっそく、FOMAREからリクエスト頂いたこの曲聴いてください」という前置きを挟み、「煩悩のブルース」へ。超高速のビートの曲ではあるが、集まった観客を誰一人置き去りにしないような温かな包容力も感じる。なんて頼もしいライブパフォーマンスなのだろう。キヨサクは、第一印象として「客が若い!」と感じたことを伝えつつ、「愛してるぜ!」と叫んで「Love song」へと繋ぎ、世代の違いを越えた愛の応酬を繰り広げてみせる。

キヨサク(Photo by SARUYA AYUMI)

髙里悟(Photo by SARUYA AYUMI)

Kuboty(Photo by SARUYA AYUMI)
キヨサクは、「シンスケと会ったの、いくつの時だったかな」と、当時、群馬で弾き語りをしていたアマダと初めて出会った時のことを回想し、その後、お互いのフェスに出演し合ったりしながら交流を深めてきたことを振り返った。そして「ファイナルに呼んでくださってありがとうございます」と感謝を告げ、「もう1曲、FOMARE少年から頂いたリクエスト」として「ドキドキ」を披露。続く「to be continued」では、髙里が打ち鳴らす裏打ちのハイハットに合わせて観客が何度も一斉ジャンプを繰り返す。次に披露されたのは、10年前、戦後70年の夏にリリースした「himeyuri ~ひめゆりの詩~」だった。キヨサクは、今年が戦後80年であることに触れた上で、「何も変わらない、音楽じゃ。それでも歌う。それでもメッセージを発し続ける」と告げた上で、この曲を披露した。〈忘れるなひめゆりの詩を 歴史にするには早すぎる〉という一節が、深く胸を打つ。
敬愛するMONGOL800からのあまりにも熱いバトンを受け取り、後攻としてステージに立ったFOMARE。1曲目は、現時点での最新曲「サウンドトラック」。アマダの「聴かせてくれ!」「いこうぜー!」という高らかな呼びかけに、観客が大合唱&大歓声で応える。いきなりダイバーも続出。それでもまだまだ足りないと言わんばかりに、「10周年なんでもっと来てもらっていいですか!」と煽り、「Lani」へ繋ぐ。天高く突き上がる拳。怒涛のコール。

アマダシンスケ(Photo by RUI HASHIMOTO(SOUND SHOOTER))

カマタリョウガ(Photo by RUI HASHIMOTO(SOUND SHOOTER))

オグラユウタ(Photo by RUI HASHIMOTO(SOUND SHOOTER))
最初のMCパートで、アマダは、今回のツアーファイナルの舞台であるO-EASTについて、2018年に初めてワンマンライブを行った場所であることを説明した上で、「その時、キヨサクさんも観てくれてました!」と語り、フロアから温かな拍手が送られる。「今日は、俺たちFOMAREのルーツ、MONGOL800を独り占めできた気分」「MONGOL800から、この距離感のライブハウスでバトンを受け取ったFOMAREは、間違いなくこの10年の中で一番かっこいいFOMAREだと思います」。

FOMARE(Photo by RUI HASHIMOTO(SOUND SHOOTER))
「LINK」「かぼちゃ列車」。次々と放たれていく輝かしいライブアンセム。その後、アマダは、これまでの10年を振り返りつつ、「FOMAREは僕の人生の一部。ここにいる全員の人生の一部になれてたら嬉しいと思います」と告げた。

FOMARE(Photo by RUI HASHIMOTO(SOUND SHOOTER))
アンコールの声に応えて再登場。アマダは、「モンパチ先輩のライブ、ヤバかったね。本当にああいうバンドになりたい」「俺たちも、ずっとずっと、懐かしいバンドじゃなくて、現在進行形で進むバンドであり続けたい」と語った。そして、MONGOL800のカバー「face to face」を披露。溢れんばかりの愛とリスペクトに満ちたパフォーマンスで、FOMAREのルーツがMONGOL800であることを熱い実感を通して再確認した。大量のダイバーが続出した「Frozen」によって幕締めかと思いきや、観客の鳴り止まぬ歓声とコールに応える形でダブルアンコールが実現。9月にリリースされるEPから新曲が披露され、そして、この日の対バン、および、今回のツアーを締め括ったのが「Continue」。最後の最後にこの日のピークを更新するような盛大な合唱。そして、数え切れないほどのダイバー。なんて〈眩しい〉光景なのだろう。「またライブハウス来てください。ありがとうございました」。最後にアマダは、そう言い残してステージを後にした。ライブハウスでしか味わうことのできない熱い余韻が、いつまでも胸の中で消えない。
セットリスト
MONGOL800
1. あなたに
2. 煩悩のブルース
3. Love song
4. 少年時代
5. ドキドキ
6. to be continued
7. himeyuri ~ひめゆりの詩~
8. 琉球愛歌
9. 小さな恋のうた
FOMARE
1. サウンドトラック
2. Lani
3. stay with me
4. 新しい歌
5. 風
6. 雨の日も風の日も
7. 80%
8. 夢から覚めても
9. 君と夜明け
10. Grey
11. 生まれ変わっても
12. LINK
13. かぼちゃ列車
14. 夕暮れ
15. タバコ
16. 愛する人
EN1. face to face
EN2. Frozen
WEN1. 新曲
WEN2. Continue
<ライブ情報>
FOMARE
10周年記念無料LIVE ”愛する人、場所”
2025年9月23日(火・祝)Gメッセ群馬
LIVE HALL OPEN 16:30
LIVE START 17:30
19:00頃終演予定
※先行グッズ販売開始時間については追ってアナウンスいたします。
チケットについて
・無料ライブとなりますがチケットを購入いただきます。
・ライブに関する料金は無料となります。
・今回のチケット購入時にかかる料金は当日のドリンク代¥600となります。
・LIVE HALLへの入場順はチケット記載の整理番号順となります。
・席種は全てオールスタンディングとなります。
FOMARE OFFICIAL FAN COMMUNITY 「FOMAREと秘密の部屋」会員先行
https://fomaretohimitsunoheya.com/news/detail/GRHUvqZO7GLOV6MyNTpG
期間:8月1日(金)18:00~8月10日(日)23:59まで
※グッズについて、その他イベント情報については今後随時アナウンスさせていただきますのでFOMAREオフィシャルHP、X、Instagramをご確認お願いいたします。
・迷惑行為禁止
・営利目的の転売禁止
・開催の延期・中止以外での払い戻しは受け付けませんのであらかじめご了承ください。
TOTAL INFO:H.I.P. 03-3475-9999(平日10:00~18:00)