フジロック24のROOKIE A GO-GOに続き、今年はRED MARQUEEに出場。初日のトップバッターにもかかわらず、多くのオーディエンスが集結。
轟音オルタナギターロックと瑞々しいメロディを宿したJ-POPを無邪気に融合させた楽曲でもって、鮮烈な印象を与えたkurayamisaka。

結成から3年。初のフルアルバム『kurayamisaka yori ai wo komete』はマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやジーザス&メリー・チェインを想起させるシューゲイズのアンサンブルが1分近く続き、透明感溢れる内藤の歌が入ってからも実験的な轟音が続くタイトル曲から始まり、性急なアンサンブルと内藤のナチュラルなボーカルが融合した「あなたが生まれた日に」までの全12曲。このサブスク時代において、とことんアルバムというアートフォームの尊さを追究したような作品だ。前作のEPにおいて歌詞は「架空の学生の人生を切り取る」というアプローチで描かれていたが、今作はコンポーザーの清水正太郎の死生観が色濃く反映された歌詞が生まれている。5人にインタビューした。

kurayamisakaが語る「アルバム」というアートフォームの尊さ、喪失と夏の終わり
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左からフクダリュウジ(Gt)、阿左美倫平(Ba)、清水正太郎(Gt)、堀田庸輔(Dr)、内藤さち(Vo, Gt)

喪失と夏の終わり

―初のフルアルバム『kurayamisaka yori ai wo komete』には既にライブで演奏されている曲も多く収録されていますが、具体的なアルバムのイメージはあったんでしょうか?

清水 正太郎(Gt):2年ぐらいかけて作ったアルバムなんですが、1曲目の「kurayamisaka yori ai wo komete」は2024年1月頃にデモができあがって。これまでにないような攻めてるけどギリギリ歌ものとして保てている曲ができた手応えがあって、この曲を軸にアルバムを組み立てていこうというターニングポイントになりました。エンジニアの島田智朗くんに相談しながら音作りの面でも際どいところを狙っていこうと思って、コンソールに直接音を突っ込んで、まずは歪みマックスから試してみたり、実験しながら楽しく作れた曲でした。

堀田庸輔(Dr):あの実験は面白かったですね。竿系の楽器にこだわる時間が長くて、みんなのこだわりを見ててこっちも楽しかったです。「これがクリエイティブな空間なんだな」って思ったりして(笑)。
みんな楽しそうだったよ?

フクダリュウジ(Gt):楽しかった(笑)。クリエイティブな時間が多かったレコーディングだったと思います。メンバーの成長と智朗さんのエンジニアとしての成長が掛け算されて、デモ音源より何十倍何百倍もヤバい音源になったと思います。

内藤さち(Vo, Gt):私はその実験を楽しく眺めていました(笑)。仕上がった時は「こんなにかっこよくなるんだ?」と思ってめちゃくちゃ感動しました。

阿左美倫平(Ba):「俺はこっちが良いと思う」みたいなバンドっぽい話し合いがかなりあったレコーディングでしたね。バンドとして動き出した曲っていう気がします。

「kurayamisaka yori ai wo komete」リリックビデオ

フクダ:ギターのフィードバックの部分でかなり意見のぶつかり合いがありました。ちょっと違和感を感じた部分があって、それを伝えて別のパターンになったんですが、その後イヤホンで聴いたら前の方がいい気がしてきて、「悪いんだけど戻したい」って言って。

清水:あったね。

フクダ:僕たち、あまりレコーディング中にピリつくことはないんですが、それは僕がやらかしてしまったところがあるので、一人反省してめちゃめちゃ落ち込みました。

清水:思い出しムカつきしてきた(笑)。
僕は結構押しに弱いタイプで、フクダからこれまでにない強いパッションを感じて「お前がそう言うならそうすっか」って思って最初のフィードバックをカットしたんですけど、後からフクダから「やっぱり必要かもしれない」っていう謝罪文が届いて「だよな!」って(笑)。

フクダ:これまで「jitensha」とかで後から「こういう意見を言った方が良かったかもしれない」という後悔があったので。そういうぶつかり合いもあったし、智朗さんに相談することでアイディアが膨らんでいったところもあって。本当にいろいろこだわったレコーディングになったと思います。

kurayamisakaが語る「アルバム」というアートフォームの尊さ、喪失と夏の終わり

フジロック25にて撮影(Photo by タカギタツヒト)

―「kurayamisaka yori ai wo komete」ができたことで、どういう方向のアルバムに向かって行こうと思ったんですか?

清水:これまでは音を飽和させることで解決させていたところが多かったんですが、そうじゃなくてもっとフレーズの足し算引き算を詰めたり、音楽的でロックな感じにしたいと思いました。

―「kurayamisaka yori ai wo komete」は〈私の体が朽ちるまで 命燃え尽きるまで 使い果たしたいだけ〉という歌詞があったり、命のことを歌っています。どんな想いを込めたんでしょう?

清水:これまで出したEPの歌詞は、架空のふたりの学生の人生の一部を切り取ったようなものだったんですが、今回はもっといろんな人の人生が集まっていて、人が生まれてから死ぬまでを描きたいと思いました。アルバムの制作中に自分の両親が二人とも亡くなってしまった影響は強いと思います。

―そうだったんですね……。ラストに収められている「あなたが生まれた日に」は清水さんが初めて自分のことを書いた曲だと2月の初のワンマンでおっしゃっていました。自分のことを書くようになったのもご両親を亡くした影響なのでしょうか?

清水:そうですね。自分が死ぬ前の感想みたいなイメージの歌詞です。
僕が生まれたのは早朝だったそうなんですが、もう両親にはそのことは聞けないので〈私が生まれたのは早朝のことらしい〉という歌詞なんですよね。そして、これから生きていってどれくらい素晴らしい瞬間に出会えるかもまだ分からないということをなんとなく感じて書いた詞です。

―パーソナルな匂いのするストレートな良い歌詞だと思います。プライベートの非常に悲しい出来事を経てこういう歌詞を書いたことについてどう思いますか?

清水:「ただじゃ起き上がらねえぞ」っていうつもりで書きました(笑)。母親が亡くなったのが、アルバムの曲の中で一番最初にできた「evergreen」を作っていた時期でした。アルバム全体を通しても、喪失や別れが内包された暗い曲が多いですよね。

―しかも「evergreen」も含めて、夏の終わりを歌った曲が多いですよね。

清水:そうですね。4曲目の「modify youth」、5曲目の「nameless」、6曲目の「evergreen」は夏の大三角形みたいな(笑)、夏パートですよね。夏が好きなんですよね。夏休みがあった頃のイメージを引きずってるのかもしれない。

―夏の終わりの切なさや儚さはkurayamisakaの楽曲の世界観に合っていると思いますが、内藤さんは夏の終わりの曲を歌うことに対してどんな想いがありますか?

内藤:私も夏が大好きで、夏が終わるのは毎年悲しくて切ないと感じています。
だからすごく自然に歌詞が入ってきますね。いつも「わかる! そうだよね!」って思って歌ってます。

清水:自分では「また夏の歌詞書いちゃったな」って思ってるんですけど、まあ夏バンドとして(笑)。

走馬灯のような終わり方

―「evergreen」が最初に作った曲ということですが、最後に作ったのはどれですか?

清水:8曲目の「weather lore」です。アルバムの中によくある、悪い意味じゃなく片手間で作ったような曲に対する愛が結構あって。

―アルバムならではの曲というか。

清水:そうですね。アルバムを作るんだったら全曲A面みたいなものではなく、ラフな感じの曲を絶対に入れたいなと思って。粗削りの中に「見つけてくれたんだね」みたいな感じの良さがうまく出た曲になったと思って気に入ってます。

―そういう曲を作るためのリファレンスはあったんですか?

清水:ELLEGARDENです。本当はもっとELLEGARDENみたいになる予定だったんですけど(笑)。デモのタイトルは「エルレ2」でした。


堀田:その字面を見る度に笑ってました(笑)。

清水:デモの時点では「言いたいことはわかる」って感じだったよね? バンドで合わせてみたら僕たちはエルレにはなれないんだなって。エルレはめっちゃ好きなんですよね。「エルレ1」が過去にあったんですが、メンバーに聞かせてないんです。

フクダ:それマジで知らない(笑)。

清水:俺のPCにある(笑)。

kurayamisakaが語る「アルバム」というアートフォームの尊さ、喪失と夏の終わり

堀田庸輔(Photo by タカギタツヒト)

kurayamisakaが語る「アルバム」というアートフォームの尊さ、喪失と夏の終わり

フクダリュウジ(Photo by タカギタツヒト)

―10曲目の「theme (kurayamisaka yori ai wo komete)」は2分30秒弱の短い曲ですが、生き死にのこととを綴った歌詞で、1曲目の「kurayamisaka yori ai wo komete」の歌詞と通じるような印象がありました。

清水:この曲も「weather lore」と一緒で、小鉢みたいな曲を入れたいと思って作りました。「kurayamisaka yori ai wo komete」とはまた別のアルバムのテーマになるような歌詞を書こうと思って。レコーディングブースでちゃんとマイキングしないで結構ラフな感じで録りました。1曲目はちょっと誇大妄想じみたところがあるので、この曲はもうちょっと俯瞰して優しい感じを意識しました。

内藤:生まれてから死ぬまでのことが書かれている曲ではあるので、ナチュラルに歌った方が良いんじゃないかと思って、そこまで練習せずにレコーディングに行きました。
2回くらい歌って、ちょっと生々しいかなと思って「録り直したい」って言ったんですが、島田くんが「これでいいと思う」と言ってそのテイクになりました。アルバムの中でも一番リアルな雰囲気のある歌かなと思います。

清水:そうだよね。

―ところどころに街の喧騒の音が入ってますが、アルバムというアートを作るためのアレンジとしてとことん凝ったのかなと。

清水:そうですね。レコーディングスタジオがある梅が丘周辺を、iPhoneのボイスメモを抱えながら散歩して雑踏を録っていきました。次の「jitensha」にうまく繋がるように意識しましたね。

―「jitensha」のゴリゴリの轟音アンサンブルから、先ほど話に出たラストの「あなたが生まれた日に」に繋がって、最後は1stアルバムの終わり方として見事だと思いましたが、何かイメージしたことはあったんですか?

清水:死ぬ前の走馬灯をイメージしました。パッと燃え尽きるように死んじゃうこともあれば、体の代謝が追いつかなくなっててアルツハイマーや認知症になって、楽しかった思い出も愛していた人のことも忘れちゃったりする。でもその後も人生は続いていくわけで。そういうことを考えて書いた曲です。

―最後の内藤さんのセリフも、まさに走馬灯のような切迫感があります。

内藤:1曲目の歌詞とリンクしたセリフなんですが、メンバーはわかると思うけど、そのまま清水くんみたいな歌詞だなって。この歌詞のように、翌日仕事があってもとことん遊ぶし、朝まで曲作りするし、翌日の予定や体調や体力とか関係なくとことんやり切る。あと財布の中身もすべて使い果たしてるとか(笑)。傍から見ると結構大層なことを言ってるように思えるかもしれませんが、私たちにとっては「なるほど」という感じの歌詞だったので、歌もナチュラルに歌えて、セリフのパートも含めてとても気に入ったテイクになりました。

阿左美:正太郎くん以外の人がこの歌詞を書いてたら「気合入れてるな」って思うかもしれないですが、飾り気のないそのままの正太郎くんらしい歌詞だと思います。正太郎くんは「自分のことを書いた」って言ってましたけど、その通りだと思いますし、自分にもスッと入ってきました。終盤のパートまではkurayamisakaにしては珍しいくらいの早い2ビートで、あそこのパートからは大事なことは言いたいんだけどちょっと隠しておきたいみたいな気持ちを感じるんですよね。素顔をあまりひけらかしたくないというか。そこも含めて正太郎くんが自分のことを書きたくて書いた曲な気がします。本人はどう思ってるかわかんないですけど。自分にはすごくフィットしたし、アルバムの最後の曲に相応しいと思います。正太郎くんが初めて自分のことを書いた曲に携われてすごく嬉しいですね。

清水:見透かされてますね(笑)。

阿左美:(笑)。

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内藤さち(Photo by タカギタツヒト)

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阿左美倫平(Photo by タカギタツヒト)

フクダ:アルバムの流れとしては11曲目の「jitensha」がクライマックスで、その後にさらにエンディング的な曲がくる感じがして。映画のエンドロールでエンディング曲が流れた後、インストが流れたりするじゃないですか。それっぽいなって。「あなたが生まれた日に」はアルバムの最後の曲として100点満点だと思います。

清水:アウトロも走馬灯状態みたいなイメージでした。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』っていう映画を思い浮かべたところがあって。主人公は老人として生まれてどんどん若返って、そのうち少年になると認知症みたいな症状によって記憶が曖昧になっちゃうんですよね。最後はパートナーの「この子は全部忘れていたけど、死ぬ前に絶対にすべてを思い出したんだ」っていう語りの後、それまで出会ってきた人たちがバーッて紹介されて映画が終わる。その走馬灯のような終わり方にすごく影響されてますね。

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清水正太郎(Photo by タカギタツヒト)

バンドとしての名刺になるようなアルバム

―初めてアルバムを作ってみて、kurayamisakaというバンドに対して思ったことはありますか?

内藤:何より本当に幸せなバンドだなって思いました。島田くんも含めて終始穏やかで、純粋に「良いアルバムを作りたい」っていう気持ちだけでレコーディングが進んでいったので「こんなにありがたい話があるのか」みたいな。私が前やってたバンドではアルバムを作ったことがなかったので、人生で初めてのフルアルバムを作ってみて、練習も果てしなくて参っちゃったところはあったんですが、みんなの真摯な姿を見て何度も背筋が伸びました。

阿左美:長い時間を費やして作りましたが、その時その時の想いや技術をちゃんと記録して、パッケージできたのが嬉しいですね。バンドとしての強度が高まったと思いますし、ライブにも表れていると思います。バンドをやってて良かったなって思います。

フクダ:我々は最初メンバーの顔とかを出さずに、「farewell」のサビだけをネットにアップして、後出しみたいな感じでメンバーの写真を上げてバンドであるという情報を出しました。このアルバムを作るにあたってメンバー同士のコミュニケーションの仕方も変わって。これまでのEPの曲は大体が清水発で1から100にしてたとしたら、今回のアルバムはメンバーみんなで1から1000にするみたいな感じになって。バンドとしてのkurayamisakaの名刺になるようなアルバムになったと思います。あと、これは清水が言うべきことかもしれませんが、頭から最後まで全部通して聞くっていう、リスナーに対する確固たる挑戦心を感じますね。途中から聞いたり、SNSでの数十秒の切り抜きを聞いても微妙っていうか。kurayamisakaのリスナーは若い方が多い気がしているのですが、アルバムを聴くっていう楽しさをちゃんと見出してもらえるようなものになったんじゃないかと思ってます。

堀田:このアルバムを聴くことでかつての自分を思い返してみてほしいなって思います。作る過程で僕がそう思ったからっていうのはあるんですけど。自分が社会人になって一旦バンド活動を辞めた時に聴いていた曲を聴いてリファレンスとして試してみたり。そういうことをした上で迷うことなく制作に取り組めました。音や歌詞を聞いて、自分がかつて青春を感じたようなものを感じてもらえたら嬉しいですし、思い出したくないものがあったらそれがあったからこそ今の自分があると思ってもらってもいいし。そういうきっかけになったらいいのかなと。

6月のリキッドルームのライブでアルバム発売を告知した際に、清水さんが「時代を変えることは難しいかもしれないけど、時代を超えることはできると思ってる。今はkurayamisakaを知らなくても、20年後とかに中古ショップの棚で見つけてもらって、その子に衝撃を与えられたら死んでもいい」と言ってました。そういうアルバムにできたと思いますか?

清水:まだまだkurayamisakaを知ってる人はクラスに一人いるかいないかだと思うんですよね。でも、足を踏み間違えてそういうバンドに魂を吹っ飛ばされてしまった人たちが集まってるバンドなので性(さが)ですよね。このアルバムがリリースされたら、もちろんすぐにでもたくさんの人に聞いてもらいたい気持ちもあるけど、同時に別に今すぐに聞いてもらわなくてもいつでもいいから見つけてほしいっていう気持ちもあって。今生まれてない人とか、今バンドミュージックを聞いてない人にも、いつか誰かのブログとか先輩に薦められたとか、きっかけはなんでもいいんですけど、このアルバムを見つけてもらえたら嬉しいです。そういう時にも良いアルバムとして聞こえるように頑張って仕上げたつもりです。

kurayamisakaが語る「アルバム」というアートフォームの尊さ、喪失と夏の終わり

Photo by タカギタツヒト

―昨年のROOKIE A GO-GOに続き、今年はRED MARQUEEでフジロックに出演しました。初日のRED MARQUEEのトップバッターであれだけの人が集まったのは感慨深かったんじゃないかと思うんですが、どうでした?

清水:ライブ中は必死で嬉しさを噛みしめている余裕はなかったですね(笑)。どこかで「あり得ないな」って思いながら。

堀田:演奏中にメンバーと顔が合ってめちゃめちゃ安心しました。ライブ中、初めて叫んだんですよね。最後に演奏した「sekisei inko」で清水くんが一通りギターソロを弾いた後、清水くんとドラゴンくん(フクダ)とのギターの掛け合いに入るんですが、そこでいろいろと込み上げてきちゃって、つい叫んじゃいました。メンバーとの信頼関係の答え合わせができた気がして、これまでのことも含めて感謝を込めて演奏ができたと思っています。清水くんがそんなに張りつめてる状態だとは思ってなかったので申し訳ないです(笑)。

清水:いっぱいいっぱいでした。皆さんはどうでした?(笑)。

内藤:本番直前まですごく緊張してたんですが、始まったらこれまでで一番楽しくナチュラルにライブができた気がします。嬉しい気持ちで歌えてとても気持ち良かったです。

阿左美:楽しかったですね。朝イチのRED MARQUEEにあれだけ人が来てくれることはなかなかないと思っていたので、光栄でした。どういう風になるんだろう?っていう不安はあって「やりきるしかないよな」って思ってたんですが、蓋を開けてみたらたくさんの人が来てくれて感謝しかないです。続けてきたからこういう景色が見れたんだなって、未来のことも考えながらライブができました。

フクダ:僕は今までで一番緊張しました。

清水:だよね!

フクダ:普段は清水が一番緊張してるんですが、初めて感じる重圧感があって。でもその前の週につくばロックフェスとJOIN ALIVEっていう2本のフェスに出ていたので、ガチガチ緊張してるけど体は動くみたいな感じだったのが面白かったです。RED MARQUEEでリハーサルをやってみたら、奥までナチュラルなリバーブが響くし、人もたくさん来てくださったので良いテンションでできましたね。

―清水さんは初日のフジロックから一回帰宅して、3日目に今度は遊びに行ったんですよね?

清水:はい。楽しくなっちゃって(笑)。内藤とyubioriのサポートギターを連れて3人で行きました。

フクダ:本当に羨ましかったです。

内藤:朝「行かない?」って連絡が来て「行く!」って(笑)。

清水:なんか寂しくなっちゃって(笑)。SILICA GELとかいろいろ見て楽しかったですね。

内藤:楽しかったよね。

清水:また出られたら嬉しいですね。

kurayamisakaが語る「アルバム」というアートフォームの尊さ、喪失と夏の終わり

kurayamisaka 1st Full Album
『kurayamisaka yori ai wo komete』
2025年9月10日(水)リリース
再生・購入:https://lnk.to/kurayamisaka_yori_ai_wo_komete

【形態・価格】
LP(A式ダブルジャケット仕様):¥6,200
CD(スリーブケース仕様):¥3,500
※初回生産分のみ、bonus live CD
『kurayamisaka tte, doko? #4 -はじめての単独公演編-』付き(LP/CD共通)

kurayamisaka tte, doko? #6
「くらやみざかより愛を込めてツアー」
2025年9月27日(土) 仙台 FLYING SON ※SOLD OUT
2025年10月4日(土) 札幌 BESSIE HALL
2025年10月11日(土) 福岡 Utero ※SOLD OUT
2025年10月24日(金) 名古屋 CLUB QUATTRO
2025年10月25日(土) 梅田 CLUB QUATTRO ※SOLD OUT
2025年11月9日(日) 川崎 CLUB CITTA' ※SOLD OUT
チケット料金:¥4,500(税込)
購入:https://eplus.jp/kurayamisaka/
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