【動画を見る】デビューシングル「Hinge」MV
同曲は、ニルヴァーナ、スマッシング・パンプキンズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、ダイナソーJr.の要素を融合させた、90年代を彷彿とさせる強烈なサウンドに仕上がっている。ジーン・ギャラガーは声明でこう語る。「俺が一番好きなタイプの音楽だから、俺が書く曲にはいつもそうした要素が入っているんだ。『Hinge』は眠れない夜から生まれる被害妄想について歌っている。たぶん、書いたときは二日酔いだったと思う」
バンドはジーンのほか、ギタリストのベン・テイラー、ベーシストのジャック・シアヴォによる3人組だ。ベンは声明でこう語っている。「ジーンは人生や音楽に関して、僕がこれまで会った中で最もユニークな視点を持っている。僕は音楽のプレイスタイルに関してとても整理されたタイプだけど、ジーンはその真逆なんだ」
さらに彼らは、12月から始まるイギリスでの小規模ヘッドライン・ツアーも発表した。チケットは9月17日に発売される。
この投稿をInstagramで見るVILLANELLE(@villanellemusic)がシェアした投稿
これまでVillanelleの音楽を聴く方法は、ライブに足を運ぶか、YouTubeに上がったファン撮影の映像を見るしかなかった。ジャックはNMEにこう語っている。「ノッティンガムでライブをやったとき、一群の若者たちがYouTubeのライブ映像から歌詞を全部覚えてきてたんだ。
2024年には、ジーン・ギャラガーの父でありオアシスのフロントマンでもあるリアム・ギャラガーの『Definitely Maybe』30周年ツアーでオープニングアクトに抜擢され、巨大な観客の前に立つチャンスを掴んだ。最近では、進行中のオアシス再結成ツアーのいくつかの公演にも足を運んでいる。
ベンはNMEにこう語る。「彼らは30年前の曲を演奏してるのに、全然懐古的に感じないんだ。まさに人々が求めているものなんだよ。オアシスにしてもリチャード・アシュクロフトにしても、あの曲たちはタイムレスなんだ。今聴いても、音楽の未来のように響く」
オアシスの公演は、Villanelleが自分たちの曲を作り続ける大きな刺激にもなった。「今の段階で、僕たちは自分たちのサウンドを掘り下げ始めているんだ」とジャックは言う。「僕たちが交わる地点は、グランジ、シューゲイザー、パンク、オルタナティヴ・ロックが混ざり合ったもの。そこが真ん中だ。ベンのルーツはイギリスのオルタナ・ロック寄り、僕は60~70年代のロック寄り、ジーンは90年代のアメリカのロックバンド寄り。
From Rolling Stone US.