1999年シアトル生まれ、アメリカ人の父親と日本人の母親を持つシンガーソングライター、UMIが最新アルバム『people stories』をリリースした。現在はロサンゼルスを拠点に活動する彼女は、これまで自らの人種やセクシュアルアイデンティティについて、々に寄り添う音楽で着実に支持を広げてきた。
そんなUMIの最新作は、自身が聞いたファンや友人のエピソードを基に制作されている。そのコンセプトは、アムステルダムで出会ったファンのカップルにディナーへ招かれ、実際に訪れたときに思いついたもの。初対面にもかかわらず誘いに応じるのは驚きだが、このエピソードは彼女がファンとの間に築いてきた深い信頼関係を物語っている。
多彩なエピソードに応じた多様なサウンドプロダクションで構成された本作は、従来のアーティストとファンの関係性を見直し、人と人との深いつながりを音楽を通して表現しようとする試みだ。新たなステージに進んだ彼女に、以前から語ってきたスピリチュアリティや「ピュア」「フォーク」というキーワード、LAでのコラボレーションも話題になった藤井 風との親交についてなど、多岐にわたる話を訊いた。

この世界にはいろんな色を持つ人がいる
ー『people stories』の曲はどれもファンのエピソードが基になっているとのことですが、そうしようと思ったきっかけから聞かせてください。
UMI:ツアーでオランダのアムステルダムに行ったとき、ライブの後にファンのカップルがやって来て、2人ともUMIの音楽が好きで、出会って最初のデートはタイレストランだったと教えてくれた。それで「明日、時間があればそのレストランに一緒に行かない?」って誘われて、次の日レストランで2人のこれまでのことを色々聞かせてもらったんです。そこで最後にマンゴースティッキーライス(タイのデザート)を食べてるときに、「この二人のお話を曲にしよう!」と思ったのがきっかけ。そのときに、ひとつの曲だけじゃなくて、アルバム全体をそういうテーマで作ったら楽しそうだと思ったんです。
曲を書きながら思ったのは、他の人の話を曲にしてるんだけど、そこに自分を見つけることもできるし、それはヒーリングになるんだなってことでした。この曲(「MANGO STICKY RICE」)にはファンのカップルのデート話にプラスして、ウォン・カーウァイの映画を観に行った私の初デートのお話も入れてる。
この曲は、良いセカンドヴァースが2年間思い浮かばなかったんだけど、ある朝思いついて日本語の歌詞を作ってみたら完成しました。
ー「10AM」は「自分が恋に落ちていると思うのはどういうとき?」という質問に、UMIさんの友人が「日曜の朝10時くらいにここが一番素敵な場所だと思った瞬間だよ」と答えた話を曲にしたとApple Musicの「これ聴いてます: UMI」で聞いたのですが、この楽曲を含めた曲ごとのサウンドデザインについて聞きたいです。
UMI:話してくれた人の気持ちを、音楽を通してまっすぐ伝えるために色々な音のアプローチをしているよ。いろんな話にはいろんな色が必要だと思うから。
私は色を使って音楽を作ってる。例えば「10AM」は青いイメージが湧くお話だった。だから青い音を作りたかった。このアルバムは青い曲とか赤い曲とか、色々な色を合わせたアルバムになっていて、それは人間のダイバーシティと同じだなと感じてます。この世界にはいろんな色を持った人がいるから、そういうアルバムにしたかった。
ーちなみに「MANGO STICKY RICE」は何色ですか?
UMI:オレンジと黄色! そのまんま(笑)。
藤井 風と惹かれ合った理由
ー「10AM」は藤井 風さんのLA公演でも歌っていましたが、どういう経緯で共演が実現したんですか?
UMI:私たちは互いにファンで、メッセージのやり取りをしていました。「頑張ってねー」とか「曲好きだよー」とかボイスメッセージしてて。
@fujiikaze1997 10AM by @umi ♬ 10AM - UMI
ーとても仲がいいんですね。
UMI:風くんとは音楽の作り方とか音楽に関する感覚が似ているから友達になりやすかったと思う。
ー具体的にどこが似ていると感じますか?
UMI:考え方が似ているかな。音楽は人を癒す、人を繋げるという考え。音楽に対する向き合い方も似ている。トレンドのためじゃなくて人の心を動かすために音楽を作っているというマインドセット。それは日々の生活にも表れると思う。好きな音楽や聴き方も似ている。私みたいな人がいるんだなと思ってすごく嬉しかった。
ーどんな音楽の話で盛り上がったんですか?
UMI:2人ともソウルミュージックやゴスペルが好きで、エリカ・バドゥやディアンジェロとかの話をした。好きなゴスペルの動画があったら送ったりしてる。音楽の話はすごく盛り上がるんです。
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ー2人ともスピリチュアルな部分が共通しているように感じます。以前の本誌インタビューでUMIさんはメディテーションのお話をしてくれましたが、そういう部分でも共感するところはありますか?
UMI:うんうん、あるね! 2人ともショーの前に「会場の皆さんにいいエネルギーが届きますように」ってお祈りしていたり、ショー前後のルーティンとかも似ている。スピリチュアリティについての考え方も似ていて、それについての話もよくする。私たちが歌って友達になれたことは”meant to be”(必然)だったと思う。
ー2人で「満ちていく」を歌ってる動画を、SZAがインスタのストーリーに投稿してましたよね。
UMI:そうそう! それもすごかった。2人のパワーを合わせたらSZAに届いた!(笑)
「ピュア」「フォーク」というキーワード
ースピリチュアリティについて、私は特にポップミュージックとインナーチャイルド(内なる子ども)の関係性に関心があるんですけど。
UMI:聞いてください! 楽しい話~!
ーインナーチャイルドという考え方はいつ頃知りましたか?
UMI:高校を卒業した頃の私はとても心配性で、なんでも心配してた。こんな心配だらけの人生を送りたくない、何か変えないといけないと思って、瞑想やジャーナリング(書く瞑想)を始めた。
自分と向き合っていく中で、私の中にはいろんな年齢のUMIがいるんだなと思った。それを発見してから、音楽を作るときは小さいUMIを連れてくる感じ。今回のアルバムはすごいそれをした。インナーチャイルドを使って音楽を作る意味は、ルールなし、ジャッジメントなしってこと。
ステージ上でも、小さいUMIが出るようにする感じ。上手かどうか、かっこいいかどうかじゃなくて、ただステージを楽しんでるのかが大事。そういう考えを持ってパフォーマンスするのは、すごくピュアで大事だと思う。 そうすれば一番ピュアな音楽が出てくると思うから。

ーピュアというのは大事ですか。
UMI:とても大事だと思う。特に今の世界はピュアじゃないものが多い気がするから。本当に自分を知るとピュアなものが分かると思う。
ーでもそれって難しくないですか?
UMI:そう、とても難しい……。ピュアな自分を出して、誰かに嫌われたら、もう隠れることができないから。けれど頑張ってやってみたいと思う。UMIがピュアな自然体でいることで他の人もピュアでいていいんだって思えるかもしれないから。それが多くなった世界は平和で楽しい場所になると思う。
ー今回のアルバムの中で、一番ピュアな自分を出すのが難しかった曲は?
UMI:「SAFE ROOM」がすごく難しかった。6回ぐらいレコーディングしたと思う。いろんなキーや声を使った。この曲は人のために安全な場所を作りたいっていうお話なんですが、当時は自分が自分に意地悪だったから、ちゃんとした歌が歌えなかった。イライラしてやめようと思ったり、レコーディングしながら泣いたこともあった。
ー何にイライラしていたんですか?
UMI:歌えなかった自分にかな。だって、歌を歌ってたけど、自分が歌ってることが信じられなくて、自分を信じられていないのが分かってた。メッセージを本当にそのまま歌ってると思えたときに、初めて曲が完成した。
ーということは、この曲ができたのはアルバムの中でも最後の方?
UMI:そう、一番最後に録音した曲。
ー逆に、最初に出来た曲は……さっきの話だと「MANGO STICKY RICE」でしたね。
UMI:はい。次は「WHAT NOW」かもしれないです。そもそも最初はフォークアルバムを作ろうとしていました。『people stories』はフォーク(民間伝承)って意味だから。でも、R&Bとかポップとかを使った方が通じるお話もあったので、いろいろな色を入れたアルバムになりました。
ーなんでフォークミュージックをやろうと思ったんですか?
UMI:一番オーガニックな楽器を使った音楽だから。すごく生々しくて、リアルな人生に忠実だと思ったから。でも自分のルールを破ることにした!
ー好きなフォークのアーティストはいますか?
UMI:今はAnnahstasiaというアーティストがすごく好きです。最近すごく聴いていて、一度ライブに行って泣いた。言葉を使わなくても感じる歌い方。そういう音楽を作りたいよね。
それぞれの曲が持つストーリー
ー「GROCERY STORE」は陽気なレゲエっぽさがありますね。
UMI:この曲はまさにインナーチャイルドな曲。スタジオにプロデューサー(V-Ron)が来て、「小さいUMIを出して。やったらいけないことを全部やって」と言ってくれて、この曲を作った。ギターをプラグインする音をドラムに使ったり、スタジオの下でご飯を作っていたお母さんを呼んで言ってもらった適当な言葉を入れたりしました。楽しくて予測不能な曲になってると思う。
ー「PINK CAMO」も気になります。
UMI:この曲はフリースタイルで作っていて、自然を音楽にした感じ。カリフォルニアのキャビンの窓の外に大きい山があって、山が歌えたらどういう音楽を作るのかなと思ったのが始まり。
ー山が歌ってる曲だからUMIさんに語りかける歌詞があるんですね。
UMI:そうそうそう! これもまたインナーチャイルドな感じのイマジネーションで作った曲。癒されると思う。

ー「THE LIMIT」ではシンセサイザーの使い方からして、他の曲と色が違うなと感じたんですが、どういった音選びをしたんですか?
UMI:これは恋人と別れたばかりで寂しいという友人の話がもとになってる。その感情はギターはなんか違う気がして、シンセが要ると思った。お話に合ったプロダクションにしてる。
ーあのシンセは悲しいシンセなんですね。
UMI:そう、悲しいシンセと情熱のシンセ。別れは寂しいことだけど、愛はどこにでも続くものだから。誰かと別れたからといって愛は止まるわけではなくて、愛のかたちが変わるだけだと思う。その気持ちって宇宙みたいに感じる。そういうパワフルな気持ちと宇宙っぽさもシンセに合うと思った。
ーそれでいうと宇宙の曲もありますよね。
UMI:そう!「THE UNIVERSE」ね。これはギターがヘビーな曲。ギターを選んだ理由は、この曲をマントラみたいな感じにしたかったから。心配している人に自分は大丈夫っていうことをリマインドしたかった。〈The universe is always working〉だし何があっても大丈夫。

ー今回のアルバムで「RIGHT/WRONG」と「HARD TRUTHS」はシリアスな雰囲気だと思ったのですが、アルバムの順番的にも後半はそういう雰囲気で行こうと思ったのですか?
UMI:そうだね。UMIの世界に入ってきて落ち着いてきたときに、ディープなところに行こうっていう感じ。この2つの曲はとても深いテーマだと思う。
「RIGHT/WRONG」はお母さんと自分の話を混ぜた感じ。いつも悩みはお母さんに相談する。お母さんは、「正しいか正しくないじゃなくて、自分に嬉しさをくれる答えが正しい答えだと思うこと」って小さい時から教えてくれた。そのおかげで自分の声が分かってきたと思う。そういう思いを込めた。でも、私にとってそういう意味ってだけで、色んな人間関係に当てはめてもいいと思う。この曲もフリースタイルで全部一気に書いた曲。
「HARD TRUTHS」は、生きてる意味はお金とか良い仕事とかではなくて、自分の中の優しさや友達がもっと大事なんじゃない?ということをみんなに伝えたかった。でも安っぽくないかっこいい伝え方をしたかったからこういう曲を作った。2000年代初期のMTVにインスパイアを受けたところもある。小さい頃、学校に行く前にMTVを見るのがルーティンだったし、この曲のプロダクションを作っている頃にもデスチャ(デスティニーズ・チャイルド)、アリーヤ、ブランディとかをよく聴いてた。
ー「HARD TRUTHS」でラップで参加してる6LACKとは、オープンマイクで出会ったそうですね。
UMI:LAで屋上のオープンマイク・イベントに行ったら、6LACKがステージでフリースタイルしてたの。連絡先を交換して、またLAに来るとき会おうって話したんだ。そしたら音楽を作ることになった。
ー6LACKがいるオープンマイクってすごいですね。
UMI:そうなの! ふらっと行った場所で素敵な出会いがあった。
ーオープンマイクは日本で言うカラオケみたいなイメージ? それとも一人でふらっと遊びに行くような場所?
UMI:両方かな。カフェやバーにもあって、アンダーグラウンドなセッションみたいな感じ! ハウスバンドがいて、そこに混じってバンドと演奏する自由な場所。UMIもLAに引っ越した時、オープンマイクを毎週してた。それがきっかけで人前で歌う怖さがどんどん溶けていったと思うから、大事な経験だった。
ファンと深く繋がり、完璧ではない人生を受け入れる
ー人の話に耳を傾けるのはとても大切だと思うんですけど、UMIさんがそこまで積極的なのはどうしてですか?
UMI:いまの音楽産業では、ファンは音楽を買うだけの遠い存在になってしまっている。でも、ファンは深いストーリーを持つ複雑でスペシャルな存在。だからファンを知りたい。日本でもアメリカでもあんまり自分の経験を人と話し合っていない人がいると思うけど、自分の経験をオープンにすると同じような悩みを抱えてる人が多いことに気づく。だから人にもっと質問しないといけないと思う。みんな本当は思ったより繋がってるんだなってことを伝えたい。このアルバムはそういうディープなメッセージを持ったものだとも思う。
ー「アーティストが主役で、ファンは応援団」みたいな形とは違う関係を築きたいってことですかね。
UMI:そう! そういう考え方は人を小さくしていると思う。
ーそう考えると「フォーク」ってすごくいいテーマですね。
UMI:そうなの。フォークミュージックは生きた歴史を音楽に入れたフォームだから受け継がれていくんだと思う。UMIがいつか死んでも、お話はどんどん続いていく。それもまた素敵だと思う。
私はファンのみんなが経験していることを音楽にする。その音楽を聴いて、みんなに「自分はひとりじゃない」って感じてほしい。それがアーティストのひとつの役目だと思うから。 今回のアルバムはそれが出来たと思う。
ー「ファンはアーティストの鏡」みたいな言い方もありますが、ファンからUMIさんへ届くストーリーを聞いて、UMIさんが伝えたいピュアなものって伝わっていると感じますか?
UMI:とっても感じる! UMIのファンはもうすっごい素敵な人ばっかりだと思う。ショーに行くたびにみんな優しいなーと思う。背の高い人はいつも後ろに行っているし、「写真撮ってあげようか」とか「お水いる?」とか、みんなの優しさが聞こえてる。来てくれるファンがみんな最高だからショーも最高になってると思う。
ー2024年の日本公演で、最後の方にみんな目を閉じて、UMIさんが「ありがとう」って言ってくれたじゃないですか。あのときなぜか泣けてきちゃったのを思い出しました。
UMI:通じたってこと! それを思い出してもらいたくて音楽を作ってる。ショーは音楽を聴きに来るだけではなくて、本当に人の心を変えられるもの、人間は言葉がなくてもディープに感じられるパワーを持っていると思う。それをどんどん感じるともっとハッピーに過ごせると思う。

ーこの世界の何に対して怒りを感じるとか、ハピネスを攻撃してくるものってありますか。
UMI:はあ~、もういっぱいありすぎるよ。自分のピースを保つのが大事。音楽の意味を忘れている人や、ライク(いいね)数やお金など表面的なものしか大事にしない人が多い。本当の人間の良さはもっと深いところにあると思う。
あと、幸せになれることを忘れちゃだめだと思う。毎日が嫌なのが普通じゃなくて、もうちょっとハピネスを大事にするのが普通っていう考えに戻ってほしい。でもまあ、自分もそこにたどり着いてないし、自分がたどり着かないと世界も変わらないと思うから、自分も頑張ってる。
ー支えになってくれてる人は誰か思い浮かびますか?
UMI:お母さん、チームのみんな。素敵な人に囲まれていると思う。マネージャーさんも家族って感じ。世界のどこに行っても優しい友達がいると思う。こうしてインタビューとかしてくれる人も優しい人ばかり。すごくラッキーだと思う。
ーこちらこそです。自分がハッピーでいるためにできることを自分で選ぶのは大事ですよね。そのためにUMIさんは一度レーベルをやめてますもんね。
UMI:前のチームはUMIに合ってなかったと思う。やっぱり自分に合うものは自分で探しに行かないといけないと。そういうお話を「SOMEWHERE NEW」という曲に入れました。新しい場所、新しい人、新しい環境を探しに行く。 その旅に自分も出て、ここにたどり着いたんだと思う。
ー本当に今回のアルバムは全部が入ってますね!
UMI:全部入ってる! UMIのライフがそのまま全部入ってる。このアルバムはわざとImperfect(不完全)な感じに作った。綺麗なスタジオではなくて、自分やプロデューサーの家、ツアーのホテルの部屋とかで録っている。だから自分の声がちゃんと入っていなかったり、生活音が入っていたりするけど、それも全てそのまま入れた。だって人生は完璧ではないから。人生は綺麗で整ったものではなく乱雑なものだから。人生のお話だからこそ不完全なアルバムを作ったんです。
ー完璧じゃないもののほうが人間らしい。
UMI:そう! 音楽の世界でもアーティストは完璧なものでなくて本当に人間だと思う。音楽も人間らしさをもっと出してほしい。もし完璧が周りにあったら、自分がおかしいっていう気持ちになると思うから。
ー完璧じゃない自分、完璧じゃない他人を受け入れるってことですね。
UMI:そう! わかってくれて嬉しい!
「THE FIRST TAKE」のパフォーマンスもチェック

UMI | ウミ
『people stories | ピープル・ストーリーズ』
配信・購入:https://UMIjp.lnk.to/peoplestoriesRS
〈収録曲〉
1. SOMETIMES | サムタイムス
2. WHAT NOW | ワット・ナウ
3. GROCERY STORE | グローシュリー・ストア
4. THE UNIVERSE | ザ・ユニバース
5. ITS BEEN A WHILE
6. RAIN RAIN | レイン・レイン
7. PINK CAMO | ピンク・キャモ
8. THE LIMIT | ザ・リミット
9. MANGO STICKY RICE | マンゴー・スティッキー・ライス
10. FAMILIAR FRIEND | ファミリアー・フレンド
11. RIGHT/WRONG | ライト・ロング
12. HARD TRUTHS feat 6LACK | ハード・トゥルース
13. SOMEWHERE NEW | サムウェア・ニュー
14. SAFE ROOM | セーフ・ルーム
15. 10AM | 10AM