「朝霧JAM 25」が10月18日(土)と19(日)に静岡県富士宮市の朝霧アリーナ・ふもとっぱらにて開催される。開催25周年の節目を迎えたキャンプインフェスを楽しむべく、魅力的なラインナップや数々の見どころ、初心者に向けた充実のホスピタリティを紹介していく。


1. 富士山の絶景を存分に堪能!極上のロケーション

朝霧JAMはリピーターが非常に多いフェスティバルだ。環境にマッチしたラインナップや会場内に広がるアクティビティもさることながら、やはり特筆すべきはその絶景だろう。近年は観光資源として人気が加熱しつつある富士山、その全景を思う存分に眺められるという贅沢に心を奪われて、朝霧JAMを繰り返し訪れる者は多い。

開催時期は10月の中旬。この時期の富士山は夕焼けに染まった「赤富士」が美しく、運が良ければ朝日が山頂より上る「ダイヤモンド富士」を眺めるチャンスも。さらに、夜には満天の星空が広がり、澄んだ空気と共に晩秋のプレシャスな一夜を演出する。あらゆる時間帯でロケーションを楽しむことができるのが朝霧JAMの魅力だ。

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

富士山と夜の星空(Photo by Shiho Sasaki)

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

早朝の富士山(Photo by 宇宙大使☆スター)

2. 国内外の必見アクトが勢揃い!豪華ラインナップ

今年は出演ラインナップが例年以上に豪華だ。国内外から幅広いジャンルのアーティストが集い、「RAINBOW STAGE」「MOONSHINE STAGE」の2ステージを舞台に、自然と共鳴するかのようなライブを披露する。

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

メインステージの「RAINBOW STAGE」(Photo by Shiho Sasaki)

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

MOONSHINE STAGEは屋根のタコでお馴染み(Photo by 宇宙大使☆スター)

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由


海外勢でまず注目すべきは、オーストラリア・メルボルン発のアーティストたち。本邦でも圧倒的な人気を誇るハイエイタス・カイヨーテが初日のヘッドライナーを務めるほか、昨年のフジロックでも好評を博した2組、サイケデリックなサウンドにインド由来の摩訶不思議なムードを散りばめたグラス・ビームス、表現豊かな歌声と親密なロックサウンドで存在感を放つアンジー・マクマホンも登場する。

とりわけ人気が加熱しているのがグラス・ビームスで、同時期に開催される東京公演は瞬時にソールドアウト。
エキゾチックなグルーヴは朝霧JAMでも大きな反響をもたらすはずだ。アンジー・マクマホンは10月17日(金)に代官山UNITでハイエイタス・カイヨーテは10月20日(月)にSpotify O-EASTでそれぞれ単独公演を行なう。

〈Luaka Bop〉よりアルバム『Can't Lose My (Soul)』を発表したアニー&ザ・コールドウェルズは、ピーター・バラカン氏も太鼓判を押すミシシッピ拠点の本格派ゴスペルバンド。10月20日(月)にduo MUSIC EXCHANGEで単独公演も控えているが、富士山麓のロケーションが引き起こすマジックにも期待したいところだ。

ほかにも、クレイロやMk.geeとも共作してきた広島生まれ/モントリオール育ちのジョナ・ヤノ、NYのインテリジェンスなダンスシーンを担う名プロデューサーのアンソニー・ネイプルズ、レトロで甘美なインディー・ポップを〈Stones Throw〉より発信するパール&オイスターズと、磐石の布陣が揃っている。

国内からもYOGEE NEW WAVES、D.A.N.という2010年代のインディーシーンを彩ったアクトに、全国各地の夏フェスを回って絶好調の柴田聡子によるバンドセット、昨年の日本武道館公演も盛況だったZAZEN BOYSなど、ライブに定評のあるアーティストが集結する。

2日目・日曜のトリを飾るのは、忌野清志郎デビュー55周年と朝霧JAM25周年を記念するトリビュートバンド 「ROCK'N'ROLL DREAMERS」。自身も朝霧に出演する田島貴男(Original Love)、ダイアモンド☆ユカイ、YO-KING(真心ブラザーズ)、GLIM SPANKY、片平里菜&山口洋、釘屋玄&マツシマライズ(暴動クラブ)というゲストボーカル陣が、豪華バンドと共にRCサクセション/清志郎の名曲の数々を届ける。

2つのステージに加えておすすめしたいのが、個性派のDJ陣やパフォーマーが集う「CARNIVAL STAR」。朝霧ならではのピースフルな雰囲気に満ちた穴場スポットなので、気軽に足を運んでみてほしい。

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3. 「ふもとっぱら」も利用できる!美しいキャンプエリア

朝霧JAMといえばキャンプ。今年は「ふもとっぱら」オートキャンプが復活した。
環境の素晴らしさと昨今のキャンプブームにより、予約が困難となっている人気スポットだ。開けた草原と音楽のコントラストはまさに壮観だし、エリア内の光明石を利用した人工温泉「金山温泉」も開放される。フェス会場までは無料のシャトルバスで約10分。利用するには「ふもとっぱらオートキャンプ駐車券」が必要となるので、気になる方はお早めに。

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また、朝霧JAMの2日券にはキャンプ利用料が含まれており、メインステージ前に広がるライブ重視派の「CAMP SITE A」か、焚き火やアウトドア料理なども楽しめるキャンプ重視派の「CAMP SITE B」に自分のテントを構えることが可能だ(※1日券でのキャンプ利用は不可)。CAMP SITE Aは2日目の終演時刻となる20時までの撤収となるが、「ふもとっぱら」は終演翌日となる月曜日の午前10時、CAMP SITE Bは11時まで利用可能となるので、それぞれの用途やスケジュールに沿ったプランを選んでいただきたい。

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「CAMP SITE A」では、「RAINBOW STAGE」の音楽をテントで寛ぎながら堪能できる(Photo by 宇宙大使☆スター)

4. 手ぶらでOK!快適なテントプラン

朝霧JAMはキャンプを前提としたフェスであり、芯まで楽しみたいのならオススメしたいのはテント泊だ。しかしキャンプに馴染みのない初心者にとって、一からギアを揃えて臨むのは中々ハードルが高いはず。では諦めるしかないのか……いや、ちょっと待ってほしい。朝霧には、気軽に参加するための選択肢がいくつも用意されている。

近年好評なのが、事前設置制のレンタルテントプラン。つまり、あなたが会場まで行けば、もうそこにテントが張ってあるのだ。
おまけに返却・撤収も不要。荷物を置いてライブを満喫したらテントに戻って就寝、起きてひとしきり楽しんだあとはそのまま帰路に着くことができる。ツアーバスの予約オプションとして申し込めるほか、レンタルテントのみ利用することも可能だ。

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写真は昨年のレンタルテント、今年も「CAMP SITE A」「CAMP SITE B」に合わせて2種類のプランを用意(Photo by 宇宙大使☆スター)

さらに「hinataレンタル」に申し込めば、会場でキャンプ用品の受け取り&返却が可能。事前予約をすれば、寝袋をはじめソロ参加用の小物から団体向けプランまで一式レンタルできるうえ、朝霧JAM専用セットも用意されている。うまく活用すれば、本格的なキャンプを手ぶらで楽しめるだろう。そのほか、荷物を会場内で発送・受け取りできる宅配便サービスも用意されている。

>>>「hinataレンタル」詳細はこちら(※予約締切日:10月12日)

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

「hinataレンタル」特設ページより。お勧めセットから食事/焚き火も想定したアイテムまで幅広くセレクト

そして、実はキャンプにこだわらなくても大丈夫。近隣の温泉施設やホテルでの宿泊プランも用意されている。会場への送迎バスがセットになっているプランもあるので、車がなくても心配無用。ソロ参加もこれなら安心だ。


>>>宿泊プランの詳細はこちら

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由
東横イン新富士駅南口 客室 イメージ

宿泊プランは交通手段・ルートによって3つの施設が用意されている(写真は東横イン新富士駅南口)

5. 温泉&サウナも!豊富なプレイエリア&ホスピタリティ

朝霧JAMは音楽以外の楽しみ方も盛りだくさん。特に近年ホットなのは温泉とサウナだ。先述した「ふもとっぱら」の人工温泉「金山温泉」に加え、2日目の午前中には温泉施設 「富嶽温泉 花の湯」 までのシャトルバスを運行(※事前予約制)。さらに、来場者から大好評となっている『サウナ・サンセット』 が今年も登場。CAMP SITE Bの奥地で山々を眺めながらテントサウナでととのうことが出来る。当日受付も可能だが事前予約優先のため、確実に体験したい方はぜひチェックを。

>>>お風呂・サウナ・温泉シャトルバスの詳細はこちら

ワークショップやアクティビティも充実しており、大自然に囲まれた朝ヨガやラジオ体操、静岡県富士市による太鼓ワークショップや牛乳キャンペーンはすっかり恒例に。マーケットエリアには魅力的な店舗が並び、買い物を楽しむだけでなく、アクセサリーやキャンドル作りといったクラフト体験も可能だ。さらにKIDS LANDやドッグラン「どん吉パーク」も併設されており、子どもやペットも広大な敷地で一緒に楽しむことができる。

>>>ワークショップの詳細はこちら
>>>マーケットの出店一覧はこちら

今年のラジオ体操は2日目のAM9:30~、3年ぶりにケロポンズが登場する

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

富士山の麓で朝ヨガ(Photo by Shiho Sasaki)

「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

両ステージ間にあるKIDS LAND、、朝霧JAMは親子での参加にもうってつけ(Photo by Shiho Sasaki)

6. 2日間で食べ切れるのか!?充実のフェスごはん

朝霧JAMでは地産地消に重きを置いたフェスごはんを提供している。富士山人食堂による地元・富士宮にちなんだ食事が並ぶ。B級グルメの覇者である富士宮焼きそば、朝限定の焼きそばパン、名物のぐるぐるウインナーに加えて、串焼きやカレー、ビリヤニにタイ料理、ロケーションとの相乗効果で格段に沁みるクリームシチューなど、多種多様なメニューが販売される。
地酒に生ビールはもちろんのこと、キャンプに合わせてワインやコーヒーを用意している店舗も。2日間でとことん味わい尽くしたい。

>>>富士山人食堂の出店一覧はこちら

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朝霧JAM食堂の名物、ぐるぐるウインナーとプレミアムヨーグルト(Photo by Shiho Sasaki)

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Rolling Stone Japanおすすめ朝霧グルメ、Spice6のカマージとビリヤニ(Photo by Shiho Sasaki)

7. 現地に行くべし!アクセスと券種を確認

ここまで読み進めたあなたは、朝霧JAMがかなり気になっているはず。麗しい景色と極上の体験に包まれる2日間になることは間違いない。でも、都心から向かうのは面倒だし、今回は諦めちゃおう……いや、ちょっと待ってほしい。「朝霧JAM」には首都圏(新宿/上野/横浜/大宮)発のバスによるオフィシャルツアーが存在する。先述の宅配便サービスやレンタルテントプランを利用すれば、身軽に参加することができる。つまり、車がなくても、あなたは朝霧JAMに行けるのだ。

もちろん車で向かうのも大歓迎。駐車券は原則2名以上からの購入となるが、おひとりさまのために場外駐車場の1日券も取扱中。こちらはチケットの購入時に併せて申し込む形となるのでお忘れなく。

最後に、肝心の入場チケットについて。
キャンプ泊も兼ねた2日通し券、日帰り参加となる1日券に加えて、実はUnder18のチケットも存在する。こちらは通し券で8,000円、1日券でも5,000円と破格だ。だからこそ……諦めることなかれ!

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「朝霧JAM 24」アフタームービーで、最高に気持ちいいフェスの雰囲気をチェック
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「朝霧JAM ’25」富士山とともに音楽×キャンプを満喫、迷わず参加すべき7つの理由

"It's a beautiful day ASAGIRI JAM'25"
2025年10月18日(土)19日(日)
富士山麓 朝霧アリーナ ふもとっぱら
公式サイト:https://asagirijam.jp
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