辛坊治郎が政治・経済・文化・社会・芸能まで、今日一日のニュースの中から独自の視点でズーム。 ニュースの見方や本質が各所で話題を呼んでいるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』。
今日はプロ野球とJリーグの「新型コロナ・ウイルス対策連絡会議」の感染症対策専門チームのメンバー 三鴨廣繁氏(愛知医科大学感染症科教授)にスポーツとコロナについて話を伺った。 まずは三鴨教授が今回の経緯を「Jリーグは2週間に1回、定期検査を行っている。その検査では陰性だったもののその1 週間後、選手の体調が悪くなり自主的にPCR検査で陽性と判明。これが(今回の)最初の感染者。その後、保健所の調 査ではチーム内に濃厚接触者はいなかったが、グランパスがスポーツ・選手・スタッフ・観客を守るため、自主的に全選 手・スタッフのPCR検査をしたところ、新たに2名が陽性と判定された。」と説明。続けて「最初に出た選手と他の選手の感 染ルートは別だということは分かっている。」と付け加えた。
経緯を聞いた辛坊が「2週間に1回のPCR検査では防ぎきれないのでは?」と現在の制度に疑問を投じると、三鴨教授は、 「これはもちろん『新型コロナ・ウイルス対策連絡会議』で議論の対象となっている。コスト面、そして現在の日本の感染状 況を鑑みて、限られたリソースをスポーツにまわしていいのか?ということ。そこで、今は陽性と判定された場合の今後の 対応をJリーグとして再検討しようとなっている。」とコロナ禍の中でのスポーツイベント実施の難しさを語った。 現在感染者の数が急増している現状をふまえて、辛坊が「選手やスタッフの中にも今後相当数が感染する可能性もある のでは?」と指摘すると「その可能性はもちろん想定している。プロ野球もJリーグもマニュアルがあり、現状としては、 PCR検査に陰性の選手で試合を行っていく予定」と答えた。 また、三鴨教授は、Jリーグは観客に向かっていくことを禁止しているので、観客と接触することはないということも感染防 止対策として付け加えた。
この番組は radikoのタイムフリー機能で、放送1週間後まで聴くことができる。 ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』 7月29日(水) 15時30分~17時30分 番組HP https://www.1242.com/zoom/