2019年サンダンス映画祭を皮切りに世界の映画祭で絶賛の嵐を巻き起こし、賞レースを席巻した話題作『ハニーボーイ』が 8月7日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他にて全国順次公開。 人気子役として活躍する12才のオーティオスは、マネージャーを務める愛情表現が不器用な父・ジェームズに振り回され、ぶつかり合う日々の中で、そんなオーティスを心配する保護観察官のトム、モーテルに住む隣人の少女、撮影現場の大人たちとの出会いを経て、成長していく感動の物語。
12才のオーティスを演じるのは、『ワンダー 君は太陽』、『クワイエット・プレイス』シリーズ、『フォードvsフェラーリ』と異なるジャンルの傑作でひときわその存在感を放ち、美しいルックスで世の映画ファンを魅了する次世代のスター、ノア・ジュプ。10年後のオーティスを演じるのは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズ。父親ジェームズをシャイア・ラブーフが演じ、更に本作では長編映画の脚本家デビューを果たした。 辛口映画批評サイトRotten tomatoesで94%を弾き出した、本年度最高の注目作がいよいよ日本上陸。 この度、石橋静河、玉城ティナ、伊藤沙莉をはじめ次世代の日本映画界を担う俳優のほか、クリープハイプ尾崎世界観、羊文学の塩塚モエカなどミュージシャンや、監督、写真家など、表現者・クリエイターを中心に本作への絶賛コメントが到着。

著名人からのコメント一覧(敬称略、順不同)

早く大人になりすぎた少年と、子供の精神のまま父親になってしまった男。シャイア・ラブーフ演じる父親の澄んだ目が、最終的に息子が得る父への赦しを物語っていた。(石橋静河/女優・ダンサー) 常に顔色を伺って大人と接する中で何が嫌がられるか何を求められているかわかりたくないことまでわかってしまう。子供が大人を演じるのはそう容易いことではない。苦しみの中にも愛があることに、あったことに気付けた時ようやく救われる。特殊に見えて実は普遍的な親子をどちらも抱きしめたくなった。(伊藤沙莉/女優) あなたさ、と指摘された事は、私が、親に対して感じていた1番苦手な所だった。
何も返せなかった。いつのまにか染み込んでいたのだ。誰だって、受け入れなければいけない物がある。皆、ぽん、と地球に生まれてきたわけではない。愛憎の繋がりの中で、今日も誰かの子供として生きている。(玉城ティナ/女優) どれだけ傷つけられようとも、そばにいて欲しくて。ラストのノア・ジュプの表情がずっと脳裏に焼きついている。(西田尚美/女優) 正しさに押し潰されて、無かったことにされてしまう人がちゃんと描かれていた。 間違いを許せないこんな時代だからこそ、深く刺さった。(尾崎世界観/クリープハイプ) とにかくノア・ジュプくんの持つ空気感に引き込まれました。「ワンダー 君は太陽」のオギーの親友。そう聞いて思い出せる方は必見です。
彼の存在によって、ごくパーソナルな父と息子の物語が映画へと昇華されていました(奥山大史/映画監督) 幼い頃に損なった愛の時間は 大人になるにつれ寂しく冷たい穴となる それは誰しもが持っている傷だ けれど人はその穴を誤魔化そうと見て見ぬふりをしながら執着し、そして再び傷つく この映画は損なった時間とその穴が互いに溶けていく行方を映している そして、私たちに寂しさと愛に向き合ったその先を魅せてくれる(枝優花/映画監督・写真家) すれ違う2人と それを支える人々への ヒリヒリした愛おしさが 心に焼きついてはなれません。(塩崎モエカ(羊文学)/ミュージシャン) 自分の苦い経験を映画に出来るラブーフの決意は純粋にすごいと思いました。グサッとくるけど、薄暗いトンネルの先にある光は暖かいです。(栗原類/俳優・モデル) 自分のストーリーを物語ることでしか、癒されない傷がある。 父親を愛したい、彼から愛されたいともがくシャイア・ラブーフの切ない想いが生んだストーリーは、きっと誰かの痛みを和らげるはず。(山崎まどか/コラムニスト) 蜂蜜色の空に溶けた、愛の憧憬。 こんな親子になりたいとは思わない。 なのに、どうしようもなく涙が流れる。(SYO/映画ライター) 観る人を物語に深く引き込み、また観る人の心に深く突き刺さる演技、脚本、演出。幕切れは震えるほど美しい。(門間雄介/編集者・ライター) これほど純粋で勇気がある父への愛を描いた作品はない。 映画を超えたとても強力なシネマティックセラピー。
(DIZ/映画ライター) シャイア自身が脚本した「リアリティ」が、 美しい「ストーリー」となり自分と対峙する 勇気を与えてくれた。(小見山峻/写真家) ほぼ完璧。ここ数年見た中で最高かつ最も勇敢な映画(ロバート・ダウニー・Jr/俳優) 私にとっても偉大な俳優で、今や大好きな作家のシャイアというひとりの男の人生、心情、痛みを突き付けられた傑作!(ジョナ・ヒル/俳優・監督・脚本家)
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