世界的に活躍する音楽家 坂本龍一の、2020年最後のピアノコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020」を、業界市場最高レベルの音質を実現する配信サービス「MUSIC/SLASH」にてオンラインで行うことが決定した。 坂本は今年、日本で緊急事態宣言が発令される前の4月2日、新型コロナウィルス感染拡大により外出自粛の傾向が強まる事態の中「音楽で少しでも緊張から解放されたら・・・」との思いから、いち早くライブ配信をおこなった。
そんな坂本が「2020年」という誰もが忘れることのできなくなったこの年のしめくくりに、通常のソロピアノコンサートとは違ったスタイルで、都内のスタジオからピアノコンサートを生配信でお届けする。 ライブの演出は、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、デザイン、アート、エンターテイメントの領域で活動するアーティストの真鍋大度氏率いるRhizomatiksが、撮影監督にはニューヨークを拠点として活躍する新進気鋭のアーティストZakkubalanが、坂本龍一×Rhizomatiksの世界観を最大限に引き出す撮影に挑む。 年末に開催される日本でのピアノコンサートは2013年以来、7年ぶりとなる。また、この配信は世界8つの国と地域に同時独占配信される。 配信プラットフォームには、サービスのこけら落としとして山下達郎氏が「キャリア45年で初」というライブ映像の配信を行った、業界史上最高レベルの音質を実現する動画配信サービス「MUSIC/SLASH」を使う。本配信はMUSIC/SLASHによる世界独占配信となる。(一部地域を除く)。 また、本配信では「MUSIC/SLASH」にとってさらに高音質を追求したサービスで最大96kHz/24bitのハイレゾ音質でストリーミングを行う「MUSIC/SLASH Premium(iOS、Androidアプリケーション)」が日本国内向けにローンチされる。配信対象の国と地域は、下記の通り。チケット購入は配信品質を保つために配信日1週間前の12月7日23:59までの購入になっている。スタンダード配信は5,000円(税別)、日本国内向けハイレゾ音質の「MUSIC/SLASH Premium」は9,500円(税別)の価格設定。ハイレゾ音質の配信となるMUSIC/SLASH Premiumの視聴するためには、視聴端末にiOS、Android専用のアプリケーションをインストールする必要があり、アプリケーションをインストールができたチケット購入者はハイレゾ音質で楽しむことができる。
(ハイレゾ対応ヘッドフォン・DAC・アンプなどが別途必要) アプリケーションの入手方法などに関しての詳細情報はMUSIC/SLASHのオフィシャルウェブサイトにて後日発表されるほか、MUSIC/SLASH Premium の視聴券購入時に登録したemailによって情報が提供される。また、チケット購入に際して、購入者は事前にトライアル動画による動作確認が必要。詳細はMUSIC/SLASHのウェブサイトに掲載されている。 なお、9月18日にティザーサイトが公開されていた、『Ryuichi Sakamoto | Art Box Project 2020』の作品名と予約開始日が決定した。今年の作品名は「2020S」、予約開始日は、10月30日12時(JST)だ。2020年という激変の1年を象徴する本作品にも期待したい。2020S特設サイトはこちら。

坂本龍一コメント

少し前から考えられない高音質でストリーム配信できるようになったそう。その新しいテクノロジーを使った、僕の初めてのソロライブです。どこまで繊細な音が皆さんの耳に届くのか、今からワクワクしています。
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