
サマースタイルのよき相棒、エスパドリーユ。ジュートを巻きつけたスタイルから、夏らしさ満点でヌケ感もたっぷり、それでいてどこかリッチな雰囲気もあるため、お洒落セレブたちのビーチリゾートスタイルに大活躍。でも、そんな1足って、なにを基準に選んだらいい?
雰囲気だけを優先して選んでしまっては、実はエスパドリーユはチープに見えてしまう時があるから気を付けたい。
[マノロ ブラニク]MANOLO BLAHNIK各12万1000円(マノロ ブラニク/ブルーベル・ジャパン)リラックスとエレガントふたつのムードを両立!
靴の王様とも称される英国発のブランド。伝統的なエスパドリーユを現代的にアレンジした“ネラーノ”は、柔らかなスウェードをアッパーの主役にして落ち着いたトーンで仕上げ、さらにカーフレザーのトリミングでアクセントを加えたことで、英国ものらしいエレガントな雰囲気をまとった。軽量なミッドソールは麻、アウトソールはラバーを使用し、快適な履き心地とほどよくヌケた雰囲気に。
[ジェイエムウエストン]J.M. WESTON

創業は1891年、フランスの老舗シューメーカーも、夏の定番としてエスパドリーユを多く手掛けている。コチラは人気モデル“ウェイト&シー”のアッパーを、パーフォレーションを施したあざやかなスウェードに置き換えた“ウェイト&シー エスパドリーユ チョーク” と”ウェイト&シー エスパドリーユ ローズウッド”。快適なフィッティングを叶えつつ、“チョーク”や”ローズウッド”の名にふさわしい色合いで、洗練された印象に仕上げた。アッパーとソールを手縫いで縫い合わせるなど、老舗らしい丁寧な作りも見もの。
[トッズ]TOD’S

イタリア・マルケ州ではじめた靴作りがブランドの礎である〈トッズ〉からは、スエード ヴァンプ ローファーをベースにしたお馴染みの1足がお目見え。丁寧なハンドステッチによるモカシン縫いと、ブランドのアイコンのひとつであるペブルをラバーソールで仕上げた1足。ミッドソール部分に、手作業で編み込んだラフィア素材をトリムに縫いつけることで、さりげに夏らしい雰囲気に仕上げた。
[セルジオ ロッシ]SERGIO ROSSI

ヌケ感が魅力のエスパドリーユを、イタリアの名門はまるでオペラシューズのような艶やかなデザインに仕上げた。デニムやスウェードにレザートリムを飾ったアッパーには、シュービットをモチーフにした刺繍をあしらった。ジュートを巻きつけたソールはラバー製で、歩きやすさをしっかりと確保。厳格なドレスコードが求められるシーンにも履けそうな、エレガントな佇まいがなによりの魅力だ。
INFORMATION
⚫︎ジェイエムウエストン 青山店
TEL:03-6805-1691
⚫︎セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス
TEL:0570-016600
⚫︎トッズ・ジャパン
TEL:0120-102-578
⚫︎ブルーベル・ジャパン(ファッション事業部)
TEL:03-5413-1050
写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=八木悠太
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Yuta Yagi