
2025年6月24日(現地時間)パリで、〈ルイ・ヴィトン〉2026 春夏メンズ・コレクションのファッションショーが開催された。場所はパリの中心部にあって、現代アートの文化的拠点として名高いポンピドゥー・センター。
旅の精神は常に〈ルイ・ヴィトン〉の中心にあるもの。これまで香港やハワイ、アメリカ・ヴァージニアなど、様々な旅を織り込んできたファレルだが、今回焦点を当てたのが、現代インドのサルトリアリズム(仕立て服の美学)がいかに世界に影響を与えるかということ。そこに、彼がずっと提示し続けているダンディズム、メゾンが持つ歴史、そしてクラフトマンシップなど、様々な要素を融合させてみせた。
コレクション全体を貫くのは、「陽光を浴びたダンディズム」という独特の感性。風雨にさらされ、使い込まれたような質感がエレガンスを生み出し、上質な生地は、まるで長年の使用で日焼けしたかのような加工が施されている。












『Safari』読者にとって気になるのがデニムだが、“ブラウンは新しいインディゴ”という提案のもと、コーヒー豆の色からインスピレーションを得たブラウンデニムウォッシュが登場した。これは、クラシックなインディゴブルーデニムの新たな選択肢を提示するもの。染色ではなく織りによって色が表現されているため、時間の経過とともに白い糸が顔を出し、ユニークな表情を見せるという。



















メンズ クリエイティブ・ディレクター ファレル・ ウィリアムスのもと、これまで没入感たっぷりのファッションショーで魅了してきた〈ルイ・ヴィトン〉。今回も素晴らしい音楽、演出などにより、想像以上のスペクタクルを繰り広げた。また、ゲストにはジェイZ、ビヨンセ夫妻をはじめ、NBAの若きスター選手ビクター・ウェンバンヤマ、俳優ブラッドリー・クーパーなどなど錚々たるセレブが多数来場。最後にゲスト席まで駆け寄って、感謝を表すファレルの姿が印象的だった。
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