独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月26日、エレコム製無線ルータにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

WRC-X3200GST3-B v1.25およびそれ以前のバージョン
WRC-G01-W v1.24およびそれ以前のバージョン

 エレコム株式会社が提供する複数の無線ルーターには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・OSコマンドインジェクション(CVE-2024-25568)
→第三者から細工されたリクエストを送信され、任意のOSコマンドを実行される

・OSコマンドインジェクション(CVE-2024-26258)
→当該製品の認証情報を持つユーザから細工されたリクエストを送信され、任意のOSコマンドを実行される

・情報漏えい(CVE-2024-29225)
→第三者から細工されたリクエストを送信され、機微な情報を含んだ設定ファイルを窃取される

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。

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