独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月9日、GL-MT2500およびGL-MT2500Aにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏と神野亮氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

GL-MT2500およびGL-MT2500A firmware 4.7.0より前のバージョン

 GL.iNetが提供するGL-MT2500およびGL-MT2500Aには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・OSコマンドインジェクション(CVE-2024-57391)
→Webインタフェースに管理者権限でログインしたユーザが細工したHTTPリクストを送りつけることにより、当該デバイス上で任意のOSコマンドを実行する

・非効率な正規表現の使用(CVE-2025-2811)
→認証されていない状態の第三者が細工したHTTPリクエストを送りつけることにより、当該デバイスをサービス運用妨害(DoS)状態にする

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。

元の記事を読む

編集部おすすめ