IR Control Hub 1.17およびそれ以前のバージョン
Panasonicが提供するIR Control Hubには、ファームウェアのロード時にハッシュ値を検証する機能が実装されているが、ハッシュ値の不一致を検出しても停止せず、そのまま当該ファームウェアで起動してしまう。また、当該製品内部の基板上に実装されているUARTインタフェースは有効な設定になっており、製品内部のUARTインタフェースに直接接続してシリアルコンソールとして使用することで、当該製品を操作することが可能(CVE-2025-1073)となっている。
想定される影響としては、当該製品に物理的にアクセスできる攻撃者によって不正なファームウェアをロードされる可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、開発者が運用しているアップデートサーバと通信できる状態になっている場合は、自動的にバージョンアップが行われる。