株式会社高見澤は5月7日、4月1日に公表した同社サーバへの不正アクセスについて、続報を発表した。

 同社では2月20日に、プレキャストコンクリート製品を紹介している同社インフラセグメントのホームページで一部エラーが表示される等の不具合の発生を確認したため、サーバ管理会社よる調査を行ったところ、不正アクセスの痕跡が確認されていた。


 外部専門家による調査の結果、攻撃者はWebサイト制作ソフトウェアの機能を悪用し、不正アクセスを行ったと推測されるという。被害サーバでは情報漏えいや閲覧の明確な痕跡は確認されず、現時点で情報が外部に公開されている事実はないが、漏えい並びに攻撃者によるデータ閲覧について、すべての可能性を否定することはできないとしている。

 漏えいした可能性があるのは、インフラセグメントのホームページ内でCADデータをダウンロード時に登録する会員情報(姓名、カナ姓名、会社名、郵便番号、住所(会社所在地)、電話番号、メールアドレス)9,104件。

 同社では対象者に連絡すべく対応を進めている。

 同社では今後、外部専門家のアドバイスを受けながらシステムのセキュリティ対策と監視態勢の強化、情報セキュリティインシデントへの対応強化及び従業員に対するセキュリティ教育を行い、再発防止に努めるとのこと。

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