独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月2日、Active! mailにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。学習院大学の藤田倫太朗氏と馬場将次氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2025-52462
Active! mail 6 BuildInfo: 6.30.01004145から6.60.06008562までのバージョン

・CVE-2025-52463
Active! mail 6 BuildInfo: 6.60.06008562およびそれ以前のバージョン

 株式会社クオリティアが提供するActive! mailには、当該製品にログインした状態のユーザが細工されたURLにアクセスした場合、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・クロスサイトスクリプティング(CVE-2025-52462)
→ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される

・クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2025-52463)
→意図しないメールを送信させられる

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。本脆弱性は「Active! mail 6 BuildInfo: 6.61.01008654」で修正されている。

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