独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月16日、複数のトレンドマイクロ株式会社製品における脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。


・CVE-2025-49154
Apex One
Apex One SaaS
Standard Endpoint Protection
ウイルスバスター ビジネスセキュリティ バージョン 10.0 SP1
ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス バージョン 6.7

・CVE-2025-49155、CVE-2025-49156、CVE-2025-49157、CVE-2025-49158
Apex One
Apex One SaaS
Standard Endpoint Protection

・CVE-2025-49219、CVE-2025-49220
Apex Central
Apex Central (SaaS)(Apex One SaaSのCentral機能部分)
Standard Endpoint Protection(Apex One SaaSのCentral機能部分)

・CVE-2025-49487、CVE-2025-53378
ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス バージョン 6.7

 複数のトレンドマイクロ株式会社製品には、下記の影響を受ける可能性がある脆弱性が存在する。

・CVE-2025-49154
不適切なアクセス制御による重要なメモリマップファイルの上書き

・CVE-2025-49155、CVE-2025-49487
制御されていない検索パスの問題による任意のコード実行

・CVE-2025-49156、CVE-2025-49157
リンク解釈の問題による権限昇格

・CVE-2025-49158
セキュリティエージェントの制御されていない検索パスの問題による権限昇格

・CVE-2025-49219、CVE-2025-49220
信頼されていないデータのデシリアライゼーション処理によるリモートコード実行

・CVE-2025-53378
認証の欠如による当該製品のエージェントのリモートからの制御

 トレンドマイクロ株式会社では各製品向けのアップデートを公開しており、JVNでは最新版へのアップデートを呼びかけている。

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