株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は7月17日、BIND 9.20.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について発表した。対象となるバージョンは下記の通り。


9.20系列:9.20.0-9.20.10

 ISCが提供するBIND 9.20系列には、serve-staleの実装に不具合があり、下記の条件をすべて満たした場合、namedが異常終了する可能性がある。

1.serve-staleが有効になっている(デフォルトでは無効)

2.namedの設定ファイルにおいて、stale-answer-client-timeoutオプションに0を設定している(デフォルトではoff/disabled)

3.名前解決の処理において、特定の組み合わせを含むCNAMEチェーンに遭遇する

 想定される影響としては、外部の攻撃者がこの状況を発生させることが可能である場合、当該サーバのDNSサービスを停止させられる可能性がある。

 JPRSでは、本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.20.11)への更新、または、各ディストリビューションベンダーからリリースされる更新を適用するよう呼びかけている。

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