Okta Japan株式会社は7月16日、統合セキュリティアーキテクチャの実現に向け、Okta, Inc.とパロアルトネットワークスが新たな製品統合によるパートナーシップの拡大を発表した。

 「Okta Workforce Identity」と「Palo Alto Networks Prisma Access Browser」のネイティブ統合で、セキュアブラウザのみを使用したSSOアプリへのアクセス制限という新たな条件付きアクセス方式を実現する。


 「Okta Workforce Identity」と「Prisma Access Browser」の活用で、企業はWebベースの活動に対する防御層を追加でき、従業員は管理対象デバイスか非管理対象デバイスかにかかわらずあらゆるデバイスから、企業のWebアプリケーションやデータへ安全にアクセスできる。

 また、「Identity Threat Protection with Okta AI(ITP)」とパロアルトネットワークスのAI駆動型セキュリティ運用プラットフォーム「Cortex」との統合で、組織全体の攻撃対象領域にわたるアイデンティティ関連リスクを一元的に可視化することが可能となる。この統合は「Cortex XSIAM」および「Cortex XDR」にも拡張され、最先端の攻撃への包括的な対応を支援する。

 OktaのITPソリューションと「Cortex XSIAM」、「Cortex XDR」との統合で、リスクのあるアクセスやユーザーの挙動に対し、追加認証の動的な適用が可能となり、ユーザーアクセスの取り消し、アクティブセッションの終了、エンドポイントの隔離など、脅威に対し即時かつ自動で対応できる。

 Oktaのテクノロジーパートナーシップ担当バイスプレジデント Stephen Lee氏は「パロアルトネットワークスとの協業により、OktaはAI駆動型プラットフォーム間の相互運用性を強化できることを誇りに思います。これにより、約2,000社の共通のお客様に対して、セキュリティポスチャの包括的な可視化、コンテキストに応じたアクセス制御、安全な認証を提供し、現代の脅威に先手を打つことができます。」とコメントしている。

元の記事を読む

編集部おすすめ