独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月22日、エレコム製無線LANルータにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

WRC-BE36QS-B v1.1.3およびそれ以前のバージョン
WRC-W701-B v1.1.3およびそれ以前のバージョン

 エレコム株式会社が提供する無線LANルータには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・ドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化される問題(CVE-2025-46267)
→当該製品のWeb管理画面にログイン可能な攻撃者によって、デバッグ機能を有効化される

・Web管理画面におけるOSコマンドインジェクション(CVE-2025-53472)
→当該製品のWeb管理画面にログイン可能な攻撃者によって、任意のOSコマンドを実行される

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。

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