株式会社すかいらーくホールディングスは7月30日、5月8日に公表した同社運営の「テイクアウトサイト」への不正アクセスについて、調査結果を発表した。

 同社では5月3日午前12時に「テイクアウトサイト」で障害が発生したため原因調査を開始し、同日午後5時40分にはサイトを閉鎖、当初はプログラム不良と判断し修復作業を実施し、翌5月4日午前12時30分にサイトを再開していたが、5月7日に第三者から不正アクセスを受けたと確認し、当該サイトを閉鎖し、専門調査会社による調査を開始している。


 6月24日に完了した調査結果によると、システムの一部の脆弱性を悪用した不正アクセスが原因で、当該サイトで新規にクレジットカード登録をした顧客のカード情報が漏えいした可能性が判明している。

 漏えいした可能性があるのは、2025年4月30日から5月7日の期間に「テイクアウトサイト」で新規
にクレジットカード登録をした顧客2,270名の氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード。

 同社では対象の顧客に別途、メールにて個別に連絡を行っている。

 同社では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。

 同社では5月8日に、監督官庁である個人情報保護委員会への報告と所轄警察署への被害相談を行っている。

 同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとのこと。

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