中国は今でも日本に対する反感が強い国と言えるが、自衛隊に対して警戒すべきという声も根強く存在する。中国メディアの捜狐はこのほど、日本の軍事力について紹介する記事を掲載した。
記事はまず、第2次世界大戦当時の日本の軍事力について、もしも、まずアジアを平定し、十分な資源を確保してから米国に宣戦布告していれば、米国に勝てたかもしれないと分析する専門家もいるほどと伝えた。当時の旧日本軍は世界でも指折りの兵器と質の高い兵士を有していたと指摘している。
敗戦後の日本は、軍国主義が再び台頭するのを防ぐために軍隊を持つことが許されなかったが、米国の監督下で「自衛隊が急速に発展した」と主張した。戦後は他の国も自国の発展に忙しく、日本のことを気にする余裕がないなかで、日本はいつの間にか「正規軍よりも強力な軍事力」を保有するようになったと伝えている。
この背景には、米国の助けもあると記事は分析した。自衛隊の兵器の多くは米国が提供しているからで、「米国は、飼い犬に手をかまれることを恐れないのだろうか」といぶかっている。最後に、日本の軍事力を考えると、「今でも世界のほとんどの国を負かすだけの実力があるので、警戒を怠るべきではない」と論じ、「もし日本が正規軍を持つようになったら、その時が世界にとって最も危険な時だ」と強い危機感を示した。
中国のネット上では、日本の軍事力に関する話題が多いが、その多くが「日本に警戒すべき」との論調だ。それだけ過去の戦争におけるイメージが強いようで、恐怖心が抜けないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)