近年、中国は国際社会との対立を深めているが、中国からすると米国をはじめとする欧米諸国が「反中」になったと見えるようだ。日本も、自由で開かれたインド太平洋構想を提唱したり、日米首脳会談で台湾に言及したりしているため、中国から見れば日本は「反中」ということになるのだろう。


 中国のネット上では、日本の対中政策について理解を示す人もいて、日本が反中姿勢を示すのは米国のコントロール下にあるからで、「日本としてはやむを得ないことだ」と擁護する意見もあるようだ。しかし、中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、これに反論する投稿文が寄せられた。

 中国人筆者は、日本の立場を考えると反中はやむを得ないことだと理解を示すことは「韓国も米国の手前、中国の内政に干渉するのは仕方がない」という意見と同じになってしまうと主張する一方、トルコの例を見ればこうした理屈は通らないとしている。

 トルコには日本同様に米軍基地があり、政治面でも米国が大きな影響力を持っていて、国力においても米国には到底かなわないという点では日本と同じだと指摘した。しかし、日本は自国にとって何の利益にもならないのに、米国にちょっとにらまれるだけで反中姿勢になるのに対し、トルコは自国の利益にならなければ米国に対しNoと言える勇気があると称賛している。

 それで中国人筆者は、日本が反中になるのはやむを得ないことだと理解を示すのは間違っていると主張しており、日本の対中姿勢を暗に批判している。しかし、最近では世界の多くの国で対中感情が悪化しており、その要因が中国自身の言動にあるかないか、中国はまずそれを顧みるべきではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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