中国のポータルサイト・百度に28日、現在開催中の東京五輪にちなんで日本ならではのおいしい食べ物を紹介する記事が掲載された。
 
 まず最初に紹介したのは、コロッケだ。
きめの細かいマッシュポテトに炒めた玉ねぎとひき肉を混ぜて小判上に成型し、卵液とパン粉とまぶして油で黄金色に揚げたコロッケは外側がサクッと、中はほっこりした食感で非常においしいとした。そして、是枝裕和監督の映画「万引き家族」でも、家族がコロッケを食べるシーンが印象的に用いられていたと伝えている。
 
 2つめは、たい焼きだ。小麦粉、砂糖、牛乳、ふくらし粉で作った生地を鯛の形をした鉄板に流し入れ、小豆あんやアイスクリームなどを中に入れて焼き上げたシンプルなお菓子で、パリッとした表面とふんわりとした中身にあんの甘さがマッチしてとてもおいしいと紹介。寒い冬の日は焼きたてのたい焼きが体を温めてくれ、今のような暑い夏には冷やして食べるとまた違ったおいしさが楽しめるとした。
 
 そして3つめは、卵焼きである。鶏卵、牛乳、塩、みりん、醤油などを混ぜ合わせた液体を専用の四角い鍋で形を整えながら焼いたもので、具の入っていないシンプルなものから、うなぎ入り、明太子入り、チーズ入りなどさまざまな具入りのものまで幅広いバリエーションを楽しむことができると説明。お弁当に欠かせないおかずの一つであるほか、栄養価が高いことから朝食の一品としても親しまれていると紹介した。
 
 五輪の開催に合わせて、外国人観光客に日本の「庶民の味」を味わってもらうことができないのは非常に残念ではあるが、世界の新型コロナ感染が一日も早く収束し、再び多くの外国人観光客が日本のグルメを求めてやってくる日が来ることを願いたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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