コロナ禍による巣ごもりで「缶詰」が見直されるようになったが、缶詰が開発されたきっかけは、フランスのナポレオン・ボナパルトがかつて質の高い戦闘糧食を求めたことにあるようだ。

 日本でも戦時中は缶詰が軍用食に採用されていたが、中国メディアの快資訊は7月30日、旧日本軍の缶詰は「当時の日本の強さを物語っている」」と紹介する記事を掲載した。


 記事はまず、中国人の間では今でも旧日本軍の手強さが強い印象を残していると紹介した。小さな国と思われていた日本が米国を相手に戦い、何年も持ちこたえた、というのは普通では考えられないことだという。

 記事の中国人筆者は、戦時中の日本の強さについて「缶詰」からもよく分かると伝えている。中国では田舎に住むある村人が、土の中から旧日本軍が残した缶詰を掘り起こしたことがあるそうだ。ラベルには「1942」という数字が印字してあり、開けてみると中身に大きな変質はなく、良い香りまでしたそうだ。

 戦時中に戦闘糧食として作られた缶詰は、日本でも見つかっており、2015年には香川県小豆島で赤飯の缶詰が発見されるという出来事があった。
開けてみると70年以上前のものとは思えないほど状態が良かったと報じられたことがある。

 記事は、日本には当時すでに非常に高い缶詰製造技術があったと指摘し、これが旧日本軍の強さをよく物語っていると説明した。今は、缶詰は日常の食生活を支えているだけでなく、防災備蓄としての役目も果たしている。災害の多い日本では缶詰の需要は非常に高く、今後もさらなる発展が期待できそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)