中国は急速に軍備拡張を進めており、それを隠そうともせず新たな艦艇や戦闘機などを開発し、配備している。そんな中国でも日本の軍事力には強く警戒しているようだ。
記事はまず、日本は敗戦後より米国の制御を受けており、特に軍事面では米国の管理下に置かれてきたと指摘した。しかし、日本はそんななかでもこっそりと、しかし着実に軍事力を増強してきたと論じた。
そう言える理由の1つが「軍需企業」が多くあることだという。日本には民間企業という体裁を取りながらも、実際には軍事装備も生産できる軍需と民需の両方を兼ね備えた企業が数多くあると紹介した。有事にはすぐに軍事装備を生産できるとし、「これこそ日本が軍事力をうまく隠していると言える理由」と主張した。
別の理由は「現有の軍事力についてもうまく隠していること」だ。例えば、ヘリコプター搭載護衛艦は、実際には戦闘機も搭載できる準空母と言え、米国のF35を採用すればすぐにでも空母に様変わりすると指摘した。そうなれば、日本の遠洋作戦能力は大幅に向上するという。
記事は、日本が「こっそりと」軍備を拡張しているのは、米国が黙認しているからであり、日本の科学技術の実力を考えると最新の武器を生産することができ、民間技術を軍事用に転用することも可能なので、日本に対しては決して警戒を怠るべきではないと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)