火薬、羅針盤、紙、印刷術は古代中国の4大発明として知られている。また、現代中国では「高速鉄道、モバイル決済、シェアサイクル、ネット通販」の4つの分野について、中国が新しく価値を定義したという意味で「新4大発明」と主張している。
日本でもこれまでさまざまなものが発明されてきたが、中国メディアの網易は18日、中国人の生活にも大きな影響を与えた日本生まれのものについて考察する記事を掲載し、中国人の視点から「日本の4大発明」を選び、紹介している。
記事がまず挙げたのは「電気炊飯器」だ。コメを水に浸してセットしておけば、勝手にご飯が炊き上がる便利な家電だ。日本人の家庭はもちろんのこと、中国でもほとんどの家庭に1台は電気炊飯器があることだろう。記事は、電気炊飯器が日本生まれの家電であることを紹介し、「中国人にとって日常生活において必要不可欠な家電」であると強調。かつてはソニーや東芝、三菱電機などが電気炊飯器を作り、改良が続けられながら「なくてはならない家電」になったと論じた。
次に挙げたのはインスタントヌードルだ。記事は「インスタントヌードルをあまり食べない人がいたとしても、見たことがない人は1人もいないだろう」と指摘し、発明者は日清食品の創業者である安藤百福氏であると紹介。そして、インスタントヌードルは今では旅先や移動中など、中国人の生活にとって欠かすことのできない食べ物であると伝えた。
続けて、3つ目として「うまみ成分」である「グルタミン酸」を挙げ、中華料理の味付けにも多用されるうま味調味料は日本人の発見によるものだと紹介。また、中国の「新4大発明」の1つに数えられるモバイル決済において必要不可欠な存在で、中国人が毎日目にしている「QRコード」も日本生まれであると紹介し、これはトヨタグループのデンソーで開発されたものだと紹介した。
他にも日本には数多くの発明品が存在するが、日本生まれの発明品のうち中国人の日常生活に大きな影響を与えるものとしては「電気炊飯器」、「インスタントヌードル」、「グルタミン酸」、「QRコード」の4つがあると伝えている。