日本は韓国と竹島(韓国名:独島)をめぐって対立しているが、中国メディアの快資訊はこのほど、日本のネット上では竹島問題について韓国に対する強硬姿勢を求める声があがっていると伝える記事を掲載した。

 記事はまず、米国で行われた日米韓外務次官級協議で、その後に予定していた三者による共同記者会見が取りやめになったことに言及した。
これは、韓国の警察庁長官が竹島に上陸したため、日本が共同会見を実施するのは不適切だと判断したためだ。

 これを受けて日韓両国でこの問題がクローズアップされたが、記事では特に日本のネットユーザーの反応を紹介した。例えば、あるネットユーザーは、韓国では毎年多くの人が竹島を訪れていることに注目し、韓国での街頭インタビューでは9割以上の人が、機会があれば竹島へ行きたいと答えていると指摘しているという。

 実際、これまでに延べ250万人以上の韓国人が竹島を訪れており、2005年には年間4万1000人だったのが、2019年には25万8000人にまで増加していると伝えた。最近は新型コロナの影響で減少したものの、多くの韓国人は日本に対する抗議を示すために竹島へ行くことを希望しているという。そして韓国政府も、竹島に様々な建物を建設して実効支配を強化しており、「事実上韓国が竹島を支配していることは明らかだ」とした。


 しかし、日本のネットユーザーはこのことに「怒り心頭だ」と記事は伝えた。日米韓外務次官級協議後の共同記者会見を拒否したことに日本人は賛辞を送っているものの、日本政府の対応は「気骨がない」と考えている日本人が多く、海上自衛隊を派遣するなど「政府は何か行動を起こすべき」との意見が多いと伝えた。

 竹島問題は中国と直接の関係はないが、日本との間で尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる対立があるためか、日本の反応が非常に気になっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)