コロナ前に年間3000万人を超えていた訪日外国人客だが、日本滞在中の主な交通手段は「電車」と「バス」だったそうだ。日本の公共交通機関は乗り換えがスムーズで、荷物があっても楽々移動できるとあって、外国人客の移動にぴったりだったと言える。
この動画の配信者は、東京から京都まで約8時間の移動の様子を撮影して紹介している。配信者が乗車したのは2階建てバスで、停留所にバスがやって来ると「顔面偏差値がすごく高い」と気に入った様子で、喜んで乗り込んでいる。車内も非常に清潔で、プライバシーが守られる日本ならではの設計に大満足のようだ。
乗り心地の良さはもちろん、2階席の前方に座ったおかげで、皇居など観光スポットのそばを通るたびにテンションが上がっており、東京見物にもなると紹介した。東京都内は渋滞が多くてゆっくり進んでいるが、2階席に座れば眺めがよく、観光するのにむしろ都合が良いと伝えている。
高速道路では、途中で3回もサービスエリアに立ち寄る配慮があったことや海沿いの景色のすばらしさ、富士山が見える場所があることなども紹介しており、これで運賃は4700円だったとその安さを強調した。この動画に対し、視聴者から大きな反響が寄せられた。「豪華で乗り心地が良さそうなバスで、中国よりも安い」、「バスの車内は中国のバスよりずいぶん広い」などの感想や、「日本のバスを購入して中国で使ったらどうか」との提案もあった。
中国の高速バスは、高速鉄道に押されて存続が危ぶまれているところもあるようだ。清潔でサービスの行き届いた日本の高速バスは、中国の長距離バス業界にとって良い参考になるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)