中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
業種別では、酒造の上げが目立つ。貴州茅台酒(600519/SH)が5.7%高、山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.5%高、舍得酒業(600702/SH)が1.0%高、四川水井坊(600779/SH)が0.8%高で引けた。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒は10月31日、一部製品の出荷価格を約6年ぶりに引き上げると発表。業界全体の追い風となった。
銀行株もしっかり。交通銀行(601328/SH)が1.4%、中国工商銀行(601398/SH)と中国農業銀行(601288/SH)がそろって0.8%ずつ上昇した。公益株、エネルギー株、自動車株、メディア・娯楽株なども買われている。
半面、素材株はさえない。化学品の万華化学集団(600309/SH)が3.7%、非鉄の洛陽モリブデン(603993/SH)が2.0%、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が1.6%ずつ下落した。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.25ポイント(0.11%)安の229.77ポイント、深センB株指数が7.27ポイント(0.69%)安の1048.02ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)