米中対立の警戒感が投資家心理の重しとなる流れ。
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。電子書籍プラットフォームの掌閲科技(603533/SH)が6.9%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が6.2%安、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が2.4%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.2%安で引けた。
消費関連株もさえない。自動車の安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.7%、酒造の重慶ビール(600132/SH)が1.6%、チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が1.5%、パン・菓子の桃李麺包(603866/SH)が1.0%ずつ下落した。公益株、軍事関連株、メディア・娯楽株、証券株なども売られている。
半面、石油・石炭などエネルギー株は高い。中国海洋石油(600938/SH)が2.6%、中国中煤能源(601898/SH)が2.4%、中国石油天然気(601857/SH)が1.2%ずつ上昇した。創薬支援関連を除く医薬株、素材株、運輸株、銀行株、不動産も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.25%)安の261.36ポイント、深センB株指数が1.24ポイント(0.11%)安の1080.86ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)