利食い売りが優勢となる流れ。
業種別では、不動産の下げが目立つ。中華企業(600675/SH)が4.4%安、緑地HD(600606/SH)が4.2%安、保利発展控股集団(600048/SH)が4.0%安、新城控股集団(601155/SH)が1.7%安で引けた。当局が不動産支援策を相次ぎ打ち出し、前日まで急伸していたが、いったん利益を確定する動きが先行している。
ハイテク株も安い。半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が7.6%、フィンテック大手の恒生電子(600570/SH)が7.4%、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)世界最大手の聞泰科技(600745/SH)が1.8%、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)と半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)がそろって1.6%ずつ下落した。インフラ関連株、素材株、自動車株、保険・証券株なども売られている。
半面、エネルギー株はしっかり。中国中煤能源(601898/SH)が2.6%高、中国海洋石油(600938/SH)が2.2%高、中国神華能源(601088/SH)が2.1%高、中国石油化工(600028/SH)が1.4%高で取引を終えた。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.31ポイント(0.12%)安の256.55ポイント、深センB株指数が0.55ポイント(0.05%)高の1107.65ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)