様子見ムードが漂う流れ。
業種別では、通信ネットワーク関連の下げが目立つ。中国衛通(601698/SH)が2.2%安、中国移動(600941/SH)と中国電信(601728/SH)がそろって1.9%安、中国聯通(600050/SH)が1.5%安で引けた。中国移動が公表した中間決算は5%増益で、配当の増額も予定されたが、主力の個人向け事業が苦戦したことを嫌気している。
医薬株もさえない。天士力医薬集団(600535/SH)が2.9%、薬明康徳(603259/SH)が2.4%、人福医薬集団(600079/SH)が1.8%、上海医薬集団(601607/SH)が1.7%、広州白雲山医薬集団(600332/SH)が1.5%ずつ下落した。消費関連株、公益株、運輸株、半導体株の一角なども売られている。
半面、不動産株の物色は続く。金地集団(600383/SH)が8.7%高、新城控股集団(601155/SH)が4.7%高、華遠地産(600743/SH)が2.5%高、信達地産(600657/SH)が2.4%高で取引を終えた。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.26ポイント(0.11%)高の232.87ポイント、深センB株指数が6.47ポイント(0.59%)高の1107.87ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)