投資家の慎重スタンスが継続する流れ。
金融株が下げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が1.4%安、中国農業銀行(601288/SH)が1.0%安、中国太平洋保険(601601/SH)が1.8%安、新華人寿保険(601336/SH)が1.6%安、国聯証券(601456/SH)が1.5%安、信達証券(601059/SH)が1.2%安で取引を終えている。工商銀や農業銀など大手銀株は、前日まで連日で上場来高値を更新していた。
不動産株もさえない。保利発展控股集団(600048/SH)が2.1%安、金地集団(600383/SH)が1.1%安、緑地HD(600606/SH)が0.7%安で引けた。
医薬株も安い。津薬達仁堂集団(600329/SH)が2.6%、浙江医薬(600216/SH)が2.2%、天士力医薬集団(600535/SH)が1.9%、健民薬業集団(600976/SH)が1.3%ずつ下落した。公益株、消費関連株、インフラ関連株、半導体株なども売られている。
半面、産金や非鉄の一角はしっかり。山東黄金(600547/SH)が3.5%、中金黄金(600489/SH)が2.0%、山東南山リョ業(600219/SH)が1.4%、中国アルミ(601600/SH)が1.3%ずつ上昇した。商品市況高が追い風。先週末のニューヨーク商品取引所では、金の先物価格が史上最高値を更新した。21日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、アルミ先物などが高く推移している。エネルギー株、通信株も買われた。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.28ポイント(0.12%)高の231.89ポイント、深センB株指数が4.60ポイント(0.42%)安の1083.70ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)