指標発表前に買いが手控えられる流れ。
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.8%安、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が2.1%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.0%安、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が1.5%安で引けた。
不動産株もさえない。金地集団(600383/SH)が5.7%、新城控股集団(601155/SH)が1.7%、万業企業(600641/SH)が1.5%、保利発展控股集団(600048/SH)が1.2%ずつ下落した。医薬株、素材株、エネルギー株、インフラ関連株、食品・酒造株なども売られている。
半面、証券株は高い。中国銀河証券(601881/SH)が5.7%、中国国際金融(601995/SH)が3.5%、華泰証券(601688/SH)が2.6%、中信建投証券(601066/SH)が2.4%ずつ上昇した。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.32ポイント(0.99%)安の232.65ポイント、深センB株指数が5.10ポイント(0.47%)安の1067.90ポイントで終了した。
なお、香港市場は台風警報発令に関する取引規定により、本日前場の取引は中止された。香港天文台は台風警報「シグナル8」を維持しているため、後場の取引も中止となる。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)