中国政府の株価支援スタンスが相場を支える流れ。
中央政府系の銘柄群では、ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が2.7%高、通信の中国移動(600941/SH)が2.4%高、金融の中国工商銀行(601398/SH)が1.2%高、石油・化学の中国石油化工(600028/SH)が1.1%高と上げが目立った。
ハイテク株も急伸。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)と液晶パネルメーカーの南京中電熊猫信息産業集団(600775/SH)がそろってストップ(10.0%)高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が4.1%高、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が3.9%高で引けた。
自動車株もしっかり。上海汽車集団(600104/SH)が3.9%、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.4%、東風汽車(600006/SH)が1.5%、広州汽車集団(601238/SH)が1.3%ずつ上昇した。公益株、資源・素材株、海運株、医薬株なども買われている。
半面、不動産株は安い。華麗家族(600503/SH)が4.2%、華遠地産(600743/SH)が3.6%、京能置業(600791/SH)が1.1%、金地集団(600383/SH)が1.0%ずつ下落した。証券株、消費関連株の一角も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.15ポイント(0.80%)高の271.87ポイント、深センB株指数が4.68ポイント(0.38%)高の1226.72ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)