利益確定売りが優勢となる流れ。
金融株が下げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が1.7%安、中国銀行(601988/SH)が1.4%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.6%安、中国平安保険(601318/SH)が1.5%安、中信証券(600030/SH)が3.2%安、国泰海通証券(601211/SH)が3.0%安で引けた。
軍需産業株も急落。弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)と監視レーダーなど電子機器メーカーの四創電子(600990/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が9.3%安、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が7.2%安、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が7.1%安、衛星開発・運用の中国衛星(600118/SH)が5.7%安で取引を終えた。軍事パレードでは極超音速ミサイルなど最新鋭兵器が披露されたが、注目材料がいったん出尽くしたとみられている。
自動車株もさえない。遼寧曙光汽車集団(600303/SH)が2.9%、北汽福田汽車(600166/SH)が2.5%、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.4%、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が2.2%ずつ下落している。消費関連株、資源・素材株、公益株、不動産株、ハイテク株の一角なども売られた。
半面、医薬株は物色される。人福医薬集団(600079/SH)と辰欣薬業(603367/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.5%高、北京福元医薬(601089/SH)が3.6%高、昭衍新薬(603127/SH)が3.5%高で取引を終えた。そのほか、産金株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.05ポイント(1.53%)安の260.09ポイント、深センB株指数が6.73ポイント(0.51%)安の1315.03ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)