投資家の慎重スタンスがやや強まる流れ。
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が7.8%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が5.1%安、> フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が4.1%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.4%安、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が3.1%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.7%安で引けた。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が2.4%安と他の指数をアンダーパフォームしている。
医薬株も安い。浙江華海薬業(600521/SH)が10.0%(ストップ安)、昭衍新薬(603127/SH)が7.0%、薬明康徳(603259/SH)が3.8%、津薬達仁堂集団(600329/SH)が2.2%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.7%ずつ下落している。運輸株、エネルギー株、公益株、酒造・食品飲料株なども売られた。
半面、不動産株は物色される。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.55ポイント(0.59%)安の262.65ポイント、深センB株指数が8.32ポイント(0.62%)高の1356.18ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)