投資家心理がやや上向く流れ。
業種別では、半導体関連の上げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が5.1%高、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が4.8%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が4.2%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.0%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:688981/SH)が5.0%高と反発し、再び上場来高値を更新している。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が3.5%高と他の指数をアウトパフォームした。
医薬株も高い。
不動産株もしっかり。万業企業(600641/SH)が5.6%高、光明地産(600708/SH)が3.8%高、金地集団(600383/SH)が3.3%高、華遠地産(600743/SH)が2.9%高、中華企業(600675/SH)が2.1%高で取引を終えた。インフラ関連株、自動車株、消費関連株、資源・素材株、公益株なども買われている。
半面、銀行株はさえない。上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.8%、中国農業銀行(601288/SH)が1.2%、中国建設銀行(601939/SH)と中信銀行(601998/SH)がそろって1.1%、興業銀行(601166/SH)が0.8%ずつ下落した。運輸株の一角も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.68ポイント(0.65%)高の260.74ポイント、深センB株指数が14.01ポイント(1.05%)高の1339.97ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)